テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が2年連続13度目のベスト16入りを決めた。
S・グロス(オーストラリア)に6-4, 6-4, 6-7 (5-7), 6-2で勝利。第3セットを落とすも、格の違いをグロスに見せつけたフェデラーは3年ぶりの四大大会優勝へ前進した。
この試合、1度もブレークチャンスを与えない完璧なサービスゲームを展開したフェデラー。サーブ&ボレーで果敢に攻めてくるグロスに第3セットは苦戦するも、リターンエースやパッシングショットなどを決めて勝利を手にした。
圧巻だったのは第3セットの第3ゲーム、フェデラーは片手バックハンドでのドライブボレーを決めて「カモン!」と叫び会場を盛り上げた。
4回戦でフェデラーは、第20シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)と対戦する。
33歳のフェデラーは2012年のウィンブルドンで優勝して以降、四大大会のタイトル獲得に見放されており、今大会では歴代最多8度目のウィンブルドン優勝を狙う。昨年は決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた。今大会には前哨戦であるゲリー・ウェバー・オープンで大会8度目のタイトルを獲得、さらにキャリア通算86勝を成し遂げて乗り込んでいる。
一方、敗れたグロスは1回戦で第31シードの
J・ソック(アメリカ)に勝利して勢いに乗ると、2回戦では
J・ダックワース(オーストラリア)との同胞対決をストレートで制して3回戦進出を果たしていた。
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