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マレー4度目の決勝 初Vなるか

テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は29日、男子シングルス準決勝が行われ、第6シードのA・マレー(英国)が第7シードのT・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-7 (6-8), 6-0, 6-3, 7-5の逆転で下し、2年ぶり4度目の決勝進出を決めた。

この試合第1セット、今大会ストロークが絶好調なベルディヒに防戦を強いられるマレーは第8ゲームで先にブレークを許す。

しかし第9ゲーム、15-40としたマレーは2度目のブレークチャンスで攻めるベルディヒから懸命に粘りミスを誘いブレークバックに成功する。

タイブレークに入り、1ポイント目からマレーがミニブレークに成功するが直後に返される。両者ブレーク合戦が続くが終盤の11・12ポイント目でベルディヒがサービスをキープし、13ポイント目でマレーがフォアハンドをネットにかけ第1セットを落とす。

第2セットに入ると流れが変わり、マレーが6ゲーム連取し追いつくと、第3セットではベルディヒがサービスの第6ゲーム、0-40からダブルフォルト2度、ストロークのミスで追いつくとブレークに成功し1度のブレークを守り第3セットを取る。

第4セット、ベルディヒが勢いを戻し再び激しいストローク戦となる。第4ゲームではマレーが2度のブレークチャンスをしのぎサービスキープに成功する。

第11ゲーム、ベルディヒ6度目のダブルフォルトで15-40とすると1度のチャンスを活かしこのセットも先にブレークに成功する。

第12ゲーム、最後はセンターに逃げていくスライスサーブでエースを決めたマレーが3時間26分で勝利した。

両者は11度目の対戦となり、マレーはベルディヒに5勝6敗とし、2012年のATPワールド・ツアー・ファイナル ラウンドロビン以来、3試合ぶりの勝利となった。

また、昨年末にマレーは10年来の友人でもあるアシスタントコーチのダニ・ヴァルヴェルドゥ氏を解任しチームを一新。そしてヴァルヴェルドゥ氏は今シーズンからベルディヒのコーチとなっている。

2年連続ベスト4となったベルディヒは今大会、1回戦でA・ファリャ(コロンビア)、2回戦でJ・メルツァー(オーストリア)、3回戦でV・トロイキ(セルビア)、4回戦で地元のB・トミック(オーストラリア)、準々決勝で第3シードのR・ナダル(スペイン)を1セットも落とすことなく勝ち進んでいた。

《ベルディヒvsナダル 全豪オープン2015年準々決勝》

勝利したマレーは今大会、1回戦で予選勝者のY・バンブリ(インド)、2回戦で地元のM・マトセビッチ(オーストラリア)、3回戦でJ・ソウサ(ポルトガル)、4回戦で第10シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)、準々決勝で地元期待の19歳、N・キリオス(オーストラリア)、ベルディヒを下し決勝進出した。

マレーがグランドスラムで決勝進出したのは2013年のウィンブルドンで優勝した時以来、グランドスラム6大会ぶりのこととなる。

4度目の決勝進出となるマレーは全豪オープン2010年に決勝でR・フェデラー(スイス)に敗れ準優勝、2011年はN・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ準優勝、2013年もジョコビッチに敗れ準優勝と、3度決勝に進むも優勝経験が無い。

初優勝を狙うマレーは、決勝で第1シードのN・ジョコビッチと第4シードのS・ワウリンカ(スイス)の勝者と対戦する。




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(2015年1月29日21時13分)

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