男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は5日、シングルス決勝が行われ、第7シードの
A・ルブレフが世界ランク35位の
F・オジェ アリアシム(カナダ)を4-6, 7-5, 7-5の逆転で破り、同大会では初、「ATPマスターズ1000」では2度目の優勝を飾った。
>>【動画】「ATPマスターズ1000」2度目のV、ルブレフがマドリッドOP制した瞬間<<>>ルブレフが優勝 マドリッドOP組合せ・結果<<26歳で世界ランク8位のルブレフが同大会に出場するのは4年連続4度目。最高成績は2022年の8強となっていた。
マッチ4連敗と不調のまま今大会に臨むも初戦となる2回戦で予選勝者で世界ランク136位の
F・バグニス(アルゼンチン)、3回戦で第27シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、4回戦で第24シードの
T・フリークスポール(オランダ)、準々決勝で大会2連覇中だった第2シードの
C・アルカラス(スペイン)、準決勝で第12シードの
T・フリッツ(アメリカ)を下し決勝に進出した。
そして決勝戦、開始から鋭いショットを見せるオジェ アリアシムに2度のブレークを許しゲームカウント1-4とリードされたルブレフ。第6ゲームでは粘りを見せブレークバックに成功するもその後はブレークを返せず、第1セットを先取される。
続く第2セット、互いにブレークを許さずサービスキープを続け終盤へ。迎えた第12ゲーム、ルブレフはセットポイントとなるブレークチャンスを2度掴むと最後はオジェ アリアシムの返球がアウトとなりブレークに成功し1セットオールに追いつく。
ファイナルセット、ルブレフはファーストサービスが入ったときに93パーセントの確率でポイントを獲得し1度もブレークポイントを与えず。リターンゲームでは開始からブレークチャンスを掴むと第12ゲームでようやくブレーク。最後はオジェ アリアシムがダブルフォルトを犯し、1本目のマッチポイントをものにして2時間48分に及ぶ激闘を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはルブレフのコメントが掲載され「言葉がない。この9日間で僕が経験したことを知ったら、タイトルを獲れるなんて想像もできないだろうね。信じられないほど幸せだよ。1週間ですべてが変わった。今では、最後の数週間で初戦敗退していなかったような気がするよ!」と語った。
「これは僕のキャリアの中で最も誇らしいタイトル。毎日死にそうだったし、夜は眠れなかった。特に最後の3、4日はね」
なお、ルブレフが「ATPマスターズ1000」で優勝するのは昨年4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)以来 約1年ぶり2度目。今季は1月の中国銀行・香港・テニスオープン(香港/香港、ハード、ATP250)に次ぐ2度目のツアー制覇となった。
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