男子テニスで世界ランク5位の
A・ルブレフは4日にX(旧ツイッター)を更新。前週のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)準決勝で線審に詰め寄り怒鳴りつけ、スポーツマンシップ違反で失格となりポイント&賞金が没収されることとなっていたが今回、処分が軽減され「上訴委員会に感謝したい」とつづった。
>>【動画】ルブレフが線審を怒鳴りつけ失格となった衝撃の一部始終<<>>西岡 良仁vsシャン 1ポイント速報<<ロシア出身で世界ランク5位のルブレフは同大会で一昨年は優勝、昨年は準優勝を飾っており、今大会も4強入り。そして今月1日、第2シードとして出場したルブレフは準決勝で第7シードの
A・ブブリク(カザフスタン)と対戦した。
この日の準決勝、1セットオールで迎えたファイナルセットは両者1度ずつブレークを奪い合い終盤に突入。すると第11ゲーム、ブブリクがゲームポイントを握った場面でブブリクの放った深いショットがイン判定となりそのままラリーが続くと、ブブリクがポイントを獲得しキープした。
今大会はエレクトリック・ライン・コール(自動線審)が採用されておらず線審がジャッジしており、選手はチャレンジを利用して判定を覆すことが出来る。ルブレフもこの場面でポイントを止めてチャレンジを利用することも出来たがラリーを続ける判断をした。
しかし、このポイントを落としたルブレフはボールがアウトだったと線審に猛抗議。激しく怒鳴りながら線審に詰め寄った。その後、近くにいたロシア語を理解する別の線審が主審とスーパーバイザーにルブレフがロシア語で不適切な言葉を放ったと証言。これによりルブレフはスポーツマンシップ違反と認定され失格とり、7-6 (7-4), 6-7 (5-7), 5-6の時点で試合が終了した。
この言動により、ルブレフは今大会で得たポイントと賞金15万7,755ドル(約2,400万円)を没収されることとなっていた。
それでも4日、ルブレフの訴えが認められ処分が軽減。今回失った賞金15万7,755ドルと4強入り分の200ポイントが与えられることが決定。罰金として3万6,400ドル(約547万円)が科されることとなったが、賞金から支払われることとなる。
この決定にルブレフはSNSで「ドバイの準決勝を失格とし、先週獲得したランキングポイントと賞金を剥奪するというATPの最初の決定を修正し、僕の上訴を承認してくれた上訴委員会に感謝したい」と投稿。
将来的なルール見直しの検討も促したルブレフは続けて「ドバイで準決勝を戦い切れなかったのは残念だけど、この2日間に皆さんから頂いたサポートには感謝している。たくさんのメッセージを受け取った。応援してくれた皆さんに感謝している。ここから学んで、もっといい選手、もっといい人間になれるよう努力することを約束する」とつづった。
なお、ルブレフは6日に開幕するBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)に出場する予定。
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