テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対カナダ戦は2日、大会3日目の第1試合に登場した
錦織圭(日本)が世界ランク119位の
F・ダンチェビッチ(カナダ)と対戦し、6-2, 1-0とリードした時点で、ダンチェビッチが腹筋の痛みにより棄権を申し入れた。この結果、通算3勝1敗とした日本は、ワールドグループ制以降初のベスト8進出の歴史的瞬間を迎えた。
ワールドグループ初のベスト8進出を決めた日本のエース錦織は、試合後「本当に嬉しいです。とても大きな事だと思う。今日は皆で勝利の喜びを分かち合いたいと思います。」と、話した。
続けて「プレッシャーはなかったです。昨日のウッチーとのダブルスがすごく大きかった。チーム皆で勝ちとった勝利だと思います。」と、錦織。
日本初のベスト8進出については「これからシード国だったり、強い国とあたる。レベルアップして、また勝利できるように頑張ります。」と、意気込みを語った。
大会初日は錦織が
P・ポランスキー(カナダ)をストレートで下し、日本が1勝目をあげる幸先の良いスタートを切った。しかし、第2試合に登場した
添田豪(日本)はダンチェビッチに敗れたため、1勝1敗としていた。
そして大会2日目のダブルスに日本は錦織を投入し、錦織/
内山靖崇(日本)組が
D・ネスター(カナダ)/ ダンチェビッチ組に勝利し、通算2勝1敗としていた。
ワールドグループ制以降初の8強入りを決めた日本は準々決勝で、2連覇しているチェコ共和国とオランダのどちらかと対戦する。現在、チェコ共和国とオランダは2勝1敗とチェコ共和国がリードしている。
一方、敗れたカナダは昨年のデビスカップでベスト4進出を果たしていた。しかし今回は、カナダのエースである世界ランク11位の
M・ラオニチ(カナダ)が全豪オープンで負った怪我により欠場していた。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:錦織圭 ○-× P・ポランスキー
・シングルス第2試合:添田豪 ×-○ F・ダンチェビッチ
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:錦織圭/ 内山靖崇 ○-× D・ネスター/ F・ダンチェビッチ
【大会3日目】
・シングルス第1試合:錦織圭 ○-× F・ダンチェビッチ
・シングルス第2試合:添田豪 vs P・ポランスキー
■関連記事■
《錦織、カナダペア撃破して「率直にすごい嬉しい」、日本初8強なるか<デビスカップ>》《錦織「理想的な3セットで勝てた」、エースの大役果たす<デビスカップ>》《錦織圭が内山靖崇を評価「頼もしいデ杯の一員になる」<デビスカップ>》《21歳の内山靖崇、錦織圭とのダブルス「最高のプレーが出来た」<デビスカップ>》《日本と可能性あるチェコ共和国が勝利まであと1勝<デビスカップ>》■関連動画■
《復活の兆し見せるフェデラーが謎のラケットの正体明かす!ATP男子ツアーマガジン Vol.200》《大活躍見せるワウリンカが得意のバックハンドを炸裂!ATP男子ツアーマガジン Vol.200》