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男子テニスツアーの楽天ジャパンオープン(東京/有明、賞金総額110万ドル、ハード)は大会5日目の8日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第1シードのR・ナダル(スペイン)、第5シードのG・モンフィス(フランス)らが勝利、ベスト4が出揃った。
この日のセンターコート第3試合に登場したナダルは、怪我から復帰したばかりの世界ランク432位のD・ツルスノフ(ロシア)と対戦、6-4, 6-1と1時間12分のストレート勝ちでベスト4入りを決めた。
昨シーズンは左足首に2度の手術を受け後半戦を棒に振り、今年5月にツアー復帰を果たしたばかりのツルスノフは、今大会で復帰後初となるベスト8入りを果たしていたが、世界ランク1位のナダルの前に敗れ去った。
サッカーファンとしても知られるナダルは、静かな夕食をとった後、日本とアルゼンチンの親善試合を観戦するために試合を早く終わらせたかったことを明かしている。
しかし、日本での初タイトル獲得に関して聞かれたナダルは「とても素晴らしい雰囲気だ。だけど、まだまだタフな試合が残っている。」と、慎重なコメントにとどめている。
これまでの3試合全てでストレート勝ちを収めているナダルは、ノーシードのV・トロイキ(セルビア)と準決勝で対戦する。1回戦で錦織圭(日本)を破っているトロイキは、先週行われたタイ・オープンでナダルに勝利しているG・ガルシア=ロペス(スペイン)を6-2, 3-6, 6-4のフルセットで下し、今シーズン3度目となるツアー大会ベスト4入りを決めている。
世界ランク15位のモンフィスは、第2シードのA・ロディック(アメリカ)との接戦を7-6 (7-5), 4-6, 7-6 (8-6)で制し、今大会では2年連続となるベスト4進出を果たしている。
この日の試合で1度もロディックのサービスゲームでブレークすることが出来ないながらも、2度のタイブレークを制したモンフィスは「彼は良いファーストサーブを持っているから、リターンで集中する必要があった。いつもより多めにネットに詰めたのが良いアイデアだった。」と、勝因を分析した。
一方のロディックは、試合には敗れたものの自らのパフォーマンスに満足した様子。「春からの試合では、ベストマッチの一つになったと思う。本当に良くボールを打てたけど、彼のベストテニスで勝たれてしまった。」と試合を振り返った。
昨年の準決勝ではJW・ツォンガ(フランス)に敗れているモンフィスは、R・シュティエパネック(チェコ共和国)と決勝への切符を懸けて対戦する。シュティエパネックは、この日に対戦する予定だったJ・ニエミネン(フィンランド)が急病を患い、試合前に棄権しているためコートに立つことなくベスト4入りとなっている。
今大会の優勝賞金は26万1500ドル。
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