男子テニスのアリゾナ・テニス・クラシック(アメリカ/フェニックス、ハード、ATPチャレンジャー)は日本時間13日(現地12日)、シングルス1回戦が行われ、世界ランク76位の
錦織圭が第6シードで同67位の
L・ナルディ(イタリア)を6-4, 6-3のストレートで破り、初戦突破を果たした。試合後のオンコートインタビューで錦織は「結果的には良い試合だったと思います」とコメントした。
>>錦織 圭vsククシュキン 1ポイント速報<<>>錦織 圭ら アリゾナ・テニス・クラシック組合せ<<35歳で元世界ランク4位の錦織は、現在行われているBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)に出場し、1回戦で世界ランク58位の
J・ムナル(スペイン)を下して公式戦で約1ヵ月ぶりの白星を飾った。しかし2回戦では第18シードの
U・アンベール(フランス)に屈し、3回戦進出とはならなかった。
錦織とナルディはツアーレベルでの対戦はないが、昨年11月に行われたHPPオープン(フィンランド/ヘルシンキ、室内ハード、ATPチャレンジャー)の決勝で1度対戦しており、このときは錦織が3-6, 6-4, 6-1の逆転で勝利し優勝している。
約4ヵ月ぶりの再戦となった1回戦、錦織は第1セット第1ゲームでブレークのピンチを迎えると、最後はナルディにパッシングショットを決められブレークを許す。苦しい立ち上がりとなった錦織だが、直後の第2ゲームでラリー戦を制しすかさずブレークバックに成功した。
しかし、第5ゲームでは錦織を後ろに下げるショットを多く混ぜ攻め込むと、ブレークポイントでは錦織のバックハンドがアウトになりこのセット2度目のブレークを許してしまう。それでもここから少しずつ流れを取り戻した錦織はゲームカウント3-4で迎えた第8ゲームでブレークバックすると、徐々にミスが増えてきたナルディを捉え、第10ゲームでセットポイントとなるブレークチャンスを手にする。最後は錦織の深いリターンに対しナルディのショットがアウトし第1セットを先取した。
第2セット、勢いに乗る錦織は第2ゲームでブレークチャンスを握る。ファーストサービスが入らないナルディに対し、錦織はセカンドサービスのリターンから主導権を奪いこのゲームで先にブレークに成功してゲームカウント2-0に。しかし、続く第3ゲームでブレークバックを許して迎えた第5ゲーム、錦織は流れを止めることができずここもブレークされ逆転を許し、ゲームカウント2-3とひっくり返されてしまう。
しかしこの試合は互いにサービスゲームのキープに苦しみ、錦織は第6ゲームですぐさまブレークバックしイーブンに。それでも錦織は第8ゲームでこの試合6度目となるブレークに成功すると、続く第9ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチをキープし、1時間23分で勝利した。
試合後のオンコートインタビューで錦織は「ブレークが多くてなかなかリズムの掴むことのできない難しい試合でした。そんななか、完璧とまではいかないですが、少しずつ自分のペースを戻して、最後は勝つことができました。結果的には良い試合だったと思います」とコメント。
続けて「いまはトップ50に入ることを目標にしているので、今週も良い試合をしていきたいと思っています」と現在の目標を明かした。
2回戦では予選勝者で世界ランク166位の
M・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。ククシュキンは1回戦で同じく予選勝者で同160位の
内山靖崇をストレートで下しての勝ち上がり。
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