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女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープン(東京/有明、賞金総額200万ドル、ハード)は大会4日目の30日、シングルス3回戦が行われ、元女王のM・シャラポワ(ロシア)が、同胞のA・クレイバノワ(ロシア)を2-6, 6-2, 6-2と逆転で下し、準々決勝進出を果たした。
昨年に受けた肩の手術から復帰を果たしていた世界ランク25位のシャラポワは、準々決勝でI・ベネソバ(チェコ共和国)とベスト4の座を争う。同ランク39位のベネソバは、予選から勝ち上がってきたK・チャン(台湾)を7-5, 6-2のストレートで下し、ベスト8進出を決めている。
この日の試合でシャラポワは、第1セットこそ3度のブレークをクレイバノワに許し先制されたものの、第2セットと第3セットで3度ずつのブレークに成功するなど母国の後輩であるクレイバノワを圧倒、2時間4分で勝利を手にしている。
試合後の会見でシャラポワは「彼女は本当に良いスタートでしたし、私はスロースタートとなってしまいました。今日は誰もウォームアップが出来なかったので、最初の数ゲームでウォームアップする必要がありましたし、彼女は私より上手に行っていました。」と、試合を振り返っていた。
初めてのツアータイトルを2003年のジャパン・オープンで手に入れ、今大会では2005年に優勝しているシャラポワは、トップ6シード選手が早々に敗れ去っている今大会で、タイトルを獲得するのに良いポジションにいると言える。
そのことについてシャラポワは「今大会ではトップ10ではない選手達が、本当に良いプレーをしています。誰と対戦しても厳しい展開を覚悟しなければなりませんし、自分のやることに集中しなければなりません。」と、気を引き締めていた。
第7シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)は、E・ヴェスニナ(ロシア)に対し6-1, 3-0とリードしたところでヴェスニナが左大腿部を負傷を理由に棄権、ベスト8の切符を手に入れた。
今大会で勝ち残っている選手のなかで最上位のシード選手となったヤンコビッチだが、今大会初優勝に向けてプレッシャーにはならないと語っている。「本当にそのことは考えていません。私が考えているのは、自分の試合とコートでやるべきことだけです。自分にプレッシャーはかけたくありません。」
シャラポワと並び元女王であるヤンコビッチは、準々決勝で第14シードのM・バルトリ(フランス)と対戦する。有明では2006年のジャパン・オープンで優勝を飾っているバルトリは、A・パブリュチェンコワ(ロシア)を4-6, 6-2, 7-5の逆転で破り、今大会初となるベスト8入りを果たしている。
この他の試合では、第11シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)が予選勝者のA・ペトコビッチ(ドイツ)を6-4, 3-6, 6-3のフルセットで振り切っているほか、N・リー(中国)がK・ボンダレンコ(ウクライナ)を2-6, 7-5, 6-3で、M・リバリコワ(スロバキア)がA・ウズニアッキ(カナダ)を1-6, 6-3, 6-3でそれぞれ破り、ベスト8進出を果たしている。
またこの日最後の試合では、第8シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)がL・サファロバ(チェコ共和国)を7-5, 6-4のストレートで下し、ベスト8への切符を手にしている。
今大会の優勝賞金は35万ドル。
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