女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は日本時間15日(現地14日)、シングルス準決勝が行われ、第9シードの
M・アンドレーワが第2シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)を7-6 (7-1), 1-6, 6-3のフルセットで破り、初の決勝進出を果たすとともに、WTA1000の大会で2大会連続となる優勝に王手をかけた。しかしこの試合のファイナルセットの途中、苛立ちを露わにしたシフィオンテクがボールキッズから投げられたボールを受け取らずにスマッシュのような形で返球。ボールキッズには当たらなかったものの、この危険な行為に一部の観客からブーイングが起こる場面があった。
>>【動画】 前年女王シフィオンテクが苛立ち爆発、スポーツマンシップ欠く行為に観客ブーイング<<>>錦織 圭vsフォンセカ 1ポイント速報<<2022年と昨年のBNPパリバ・オープン女王である世界ランク2位のシフィオンテク。2連覇と3度目の優勝を目指す今大会は初戦の2回戦で同71位の
C・ガルシア(フランス)、3回戦では同46位の
D・ヤストレムスカ(ウクライナ)、4回戦では第15シードの
K・ムチョバ(チェコ)、準々決勝では第8シードの
ジェン・チンウェン(中国)を下し、準決勝に駒を進めた。
一方、17歳で世界ランク11位のアンドレーワは、先月行われたドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、WTA1000)でシフィオンテクや
E・ルバキナ(カザフスタン)を破り優勝。好調を維持して今大会を迎えると、初戦の2回戦で同70位の
V・グラチェワ(フランス)、3回戦で第22シードの
C・タウソン(デンマーク)、4回戦で第7シードのルバキナ、準々決勝で第23シードの
E・スビトリナ(ウクライナ)を下してベスト4進出を果たした。
両者約1ヵ月ぶりの再戦となった準決勝、第1セットでシフィオンテクは互いに1度ずつブレークを奪い合い突入したタイブレークをものにできず先行されるが、第2セットでは3度のブレークを奪い1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、シフィオンテクは第1ゲームでいきなりブレークを許す。すると理由は不明だが、苛立ちを露わにしたシフィオンテクは第4ゲームでボールキッズから投げられたボールを受け取らずにスマッシュのような形で返球。ボールキッズには当たらなかったものの、バウンドし自身の陣営席まで届くほどの威力でボールを打ち込んだシフィオンテクのこの危険な行為に対し、一部の観客からはブーイングが起こった。
そして直後の第5ゲームで再びブレークを奪われたシフィオンテクはその後、1度ブレークを返すも第9ゲームでこのセット3度目のブレークを許し、2時間17分で力尽きた。
なお勝利したアンドレーワはWTA1000で2大会連続の優勝を目指し、決勝で第1シードで世界ランク1位の
A・サバレンカと対戦する。サバレンカは準決勝で第5シードの
M・キーズ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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