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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、賞金総額200万ドル、ハード)は22日、シングルス準決勝が行われ、元女王のM・シャラポワ(ロシア)が、同胞のA・クレイバノワ(ロシア)とのノーシード対決を6-2, 4-6, 6-4のフルセットで制し、決勝進出を決めた。
準決勝までに3人のシード選手を撃破してきたシャラポワは、決勝で第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)とタイトルを争う。世界ランク5位のデメンティエワは、同2位で第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)を7-6 (7-2), 6-1のストレートで下し、決勝進出を果たしている。
同胞の先輩でもあるデメンティエワについてシャラポワは「彼女はとても堅実な選手で、とても長いラリーを強いられるわ。彼女と対戦するときは、とても我慢強くチャンスを待って、それを見逃さないようにしないといけない。」と警戒を強めた。
準々決勝では、第5シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)との3時間16分に及ぶマラソンマッチを制していたクレイバノワは、この日の第3セットでゲームカウント3-1とリードを奪う。しかしシャラポワは、そこから2度のブレークに成功し5-4と逆にリードを奪うと、最後はサービスウィナーで2時間37分の激闘に幕を下ろした。
グランドスラム3勝を誇るシャラポワは、デメンティエワに対し8勝2敗と大きく勝ち越しており、最後の対戦である2008年の全豪オープンでは6-2, 6-0で圧勝している。
一方、27歳のデメンティエワは今年のウィンブルドン準決勝のリベンジを見事に達成した。「ウィンブルドンの後、この試合を心待ちにしていました。セリーナとの対戦はいつも楽しみですし、ウィンブルドンの後にリベンジのチャンスをうかがっていました。コートではとてもポジティブでいられましたし、今日のプレーには満足しています。」と満足気に語った。
ここまで全てストレート勝ちと順当に勝ち上がってきたセリーナであったが、この日の試合ではミスが先行しリズムを失っていた。「調子が良かったとは言えないわね。いつも良いプレーをしたい。今日は勝てると思ったし、勝つべき試合だと思うけど、結果は負け。それが全てよ。」と言葉少なめに試合を振り返った。
セリーナとのハードコートでの対戦成績を4勝1敗としたデメンティエワにとって、この日の勝利はUSオープンに向けて大きな勝利といえそうだ。「この3週間でたくさん良い試合をしてきましたし、USオープンへの良い準備となることでしょう。しかし今は、明日の決勝に集中するだけです。」と、まずは今季3勝目に向けて意気込んだ。
今大会の優勝賞金は35万ドル。
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