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錦織圭(日本)、17歳。島根県松江市出身の彼は、M・シャラポワ(ロシア)など世界のトップが集うアメリカ・フロリダ州にあるニック・ボロテリー・テニス・アカデミーで練習を積む日本期待のテニス選手だ。
日本で言えばまだ高校3年生。表情にあどけなさが残る錦織は先日、日本国内プロ大会初参戦となるAIGオープンへの出場に先駆けてプロ宣言を行うとともに、日本で2人目となるアディダス社とのグローバル契約を結び、プロ選手としての一歩を大きく踏み出した。
アディダスとの契約については「びっくりしました。昔から使っている好きなブランドなので、頑張ってプレーしていきたいです。特にかっこいいデザインが気に入っています。」と嬉しそうに話す。「今はいいプレーをすることしか考えていませんが、将来的に機会があれば少しモデルもやってみたいですね。」とファッションへの興味もあるようだ。
プロ宣言には「引き締まる思い。期待と不安がフィフティー・フィフティーです。」と語り、「こんなに人が集まってくれるのは初めてです。」と戸惑いを隠さないが、その顔は既にプロ選手のものだ。
5歳でテニスを始めた錦織は、全国小学生テニス選手権大会で優勝した後、13歳でアメリカにテニス留学に渡る。2006年には全仏オープンジュニアで、E・マサ(アルゼンチン)と組んでダブルスを制覇し、日本人史上初の四大大会ジュニア優勝を成し遂げた。そして、同年フューチャーズ大会で初優勝を果たすと、2007年はフューチャーズ大会とチャレンジャー大会で準優勝をおさめ、ジュニアのトップ選手が集まるルキシロン・カップでシングルス優勝を飾った。
その後、7月のインディアナポリスのATP大会では日本人男子最年少でベスト8に進出し、松岡修造(日本)以来のツアーベスト4進出に後1勝と迫った。尊敬する選手はフェデラーだというが、「もちろん、松岡さんを超えてみたいという思いはあります。」と先輩超えへの気持ちを力強く語った。
好きなサーフェスがクレーで、勝ちたい四大大会が全仏オープンだという。「初めて観戦に行ったグランドスラム大会なんです。なので、思い出が沢山ありますね。」と話し、得意のドロップショットも「(クレーのために)たくさん練習していますよ。」と明かした。フォアハンドが最大の武器となっている錦織は、現在の課題はサーブだと言い、「サーブは(去年とはフォームも改造していて)、もっと良いものが打てるように頑張って練習していきたい」と話した。
「好きなものは、中トロ、大トロの寿司。苦手なネタはウニですかね。」と寿司に目が無い様子だが、「今年の目標はランキングでトップ100に入ること。AIGオープンでも優勝を目指したいと思います。」と、錦織は現在の目標を見据えている。
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