２６日に開幕するテニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は日本時間２３日（現地２２日）に男子シングルスの組合せを発表。第１シードのＪ・シナー（イタリア）は１回戦で世界ランク１４０位のＭ・マクドナルド（アメリカ）と対戦することが決まった。

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２３歳で世界ランク１位のシナーは今季、１月の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）で四大大会初優勝。その後も順調に勝ち星を重ね、今月のシンシナティ・オープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）で今季５つ目のタイトルを獲得した。

しかし２０日、テニスの不正を監視することを目的とした機関 ITIA（国際テニス インテグリティ・エージェンシー）が今年３月に禁止薬物クロステボルの検査でシナーが２度陽性反応を示していたものの、無実であったことを発表。

シナーは規則通りの手続きを踏み無実を証明したが、この件に関しては賛否両論様々な意見が飛び交う事態となっている。

騒動後の初戦となる全米オープン１回戦でシナーはどのようなプレーをみせるか、また観客の反応などにも注目が集まる。

その他のトップ４シードをみると、昨年王者で同大会連覇と四大大会２５度目の制覇を狙う第２シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）は１回戦で予選勝者と対戦する。

四大大会で３大会連続優勝を目指す第３シードのＣ・アルカラス（スペイン）も１回戦の相手は予選勝者に決まった。

第４シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）は１回戦で世界ランク８３位のE・ルースブオリ（フィンランド）と顔を合わせる。

また、２０２０年の全米オープン王者で今季での引退を表明している元世界ランク３位のＤ・ティーム（オーストリア）は、１回戦で第１３シードのＢ・シェルトン（アメリカ）と対戦する。

日本勢では世界ランク５１位の西岡良仁と同８８位のダニエル太郎が出場。１回戦で西岡は同５３位のＭ・キツマノビッチ（セルビア）、ダニエルはワイルドカード（主催者推薦）で出場する同１９５位のＴ・スクールケイト（オーストラリア）と顔を合わせる。

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