男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は4日、シングルス決勝が行われ、第8シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)が第7シードの
T・ポール(アメリカ)を3-6, 6-4, 6-1の逆転で破り、昨年7月のアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)以来 約8カ月ぶりキャリア通算7度目の優勝を果たした。
>>デ ミノーが優勝、アカプルコの組合せ・結果<<>>メドベージェフが優勝、ドバイ選手権の組合せ・結果<<世界ランク22位のデ ミノーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で16強入り。2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、オープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、ハード、 ATP250)では2週連続でベスト8に進出している。
デ ミノーは同大会に3年ぶり3度目の出場で、最高成績は2019年の8強入り。今大会、1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク1244位のR・パチェコ・メンデス(メキシコ)、2回戦で予選を勝ち上がった同842位のJ・ベレッティーニ(イタリア)、準々決勝で世界ランク125位の
ダニエル太郎、準決勝で第4シードの
H・ルーネ(デンマーク)を下し決勝に進出した。
この日の第1セット、デ ミノーはファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得するも第4ゲームでブレークを許す。リターンゲームでは1度もブレークを奪えず先行される。
それでも続く第2セットでは第6ゲームで先にブレークに成功。直後の第7ゲームでブレークバックを許すも第10ゲームで2度目のブレークを奪い、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、第1ゲームで5度のブレークポイントを凌いだデ ミノーは5ゲームを連取。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第7ゲームで2度目のマッチポイントをものにし、2時間27分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに「ATP 500」大会で初優勝を飾ったデ ミノーのコメントを掲載し「素晴らしい気分。この大会に参加するために費やしたハードワークも分かっているし、結果を出せてよかったと思う。インディアンウェルズとマイアミに向けて、これを維持したいね」と語った。
「特に第2セットでは試合に集中することができた。そして第3セットの第1ゲームは、まさに準決勝のような展開になった。だから、そのことを頭の片隅に置いて、とにかくプッシュし続けようと自分に言い聞かせた。ここを切り抜ければ、勢いは切り替わるはずだった。そして、それができてとてもうれしいね」
次週のランキング更新で4つ上げて18位に浮上しトップ20入りすることについては「僕のキャリアのすべてがそうであるように一歩一歩前進してきた。毎日、信じられないようなテニスをすることはできないかもしれないけれど、最後まで戦うつもりだよ。僕のこの小さな体には、たくさんのハートが詰まっているし、競技を楽しんでいるから、とても満足しているよ」と述べている。
一方、敗れたポールは2021年10月のストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、室内ハード、ATP250)以来となるキャリア通算2度目の優勝とはならなかった。
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