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女子テニスツアーのベル・チャレンジ(カナダ/ケベックシティ、賞金総額２２万ドル、カーペット)は月曜日に開幕し、地元カナダのエースで世界ランク５０位で第４シードのＲ・マリーノ（カナダ）がＳ・デュボワ（カナダ）とのカナダ勢対決を6-2, 6-4で制し２回戦進出を決めた。

現在カナダ人女子ナンバー１のマリーノは、同９６位でカナダ人第２位のデュボワと対戦、第１セットでは１度もブレークを許さず２度のブレークをデュボワから奪いあっさり先取。続く第２セットでは、１度ブレークを許すも、３度のブレークに成功したマリーノが、わずか７６分の快勝で初戦突破を決めた。

２０歳のマリーノはこの日、１８３ｃｍの長身を生かして各セット７本のサービスエースを叩き出すなど、サーブでデュボワを圧倒。年初の全豪オープンで２回戦進出を果たし自身初のトップ１００入りを果たしたマリーノは、７月に自己最高位の３８位を記録したカナダ期待の若手。昨年の今大会は主催者推薦で出場し、見事ベスト８進出を果たしており、今年は同大会初の地元勢の優勝を狙う。

この日登場したその他のシード勢は、第７シードのＩ・ファルコーニ（アメリカ）がＡ・リスケ（アメリカ）を6-3, 6-3で退け順当に２回戦へ進んだ。第１セットこそ２度のブレークを許したファルコーニだったが、３度のブレークをリスケから奪いそのセットを先取。第２セットは１度もブレークを許さなかったファルコーニは、２度のブレークを決めて１時間２５分で勝利を物にした。

マリーノは主催者推薦のＡ・ウズニアッキ（カナダ）と予選勝者のＧ・ブロードスキの勝者と、ファルコーニはＭ・イラコビッチ（ニュージーランド）とＣ・ガルシア（フランス）の勝者とそれぞれ２回戦で対戦する。

その他の試合では、Ｍ・クライチェック（オランダ）が主催者推薦のＭ・ペルティエ（カナダ）を7-6 (7-1), 6-3で、Ｍ・シンク（ハンガリー）がＫ・ウォールを6-4, 1-6, 6-3で、Ｈ・ワトソン（英国）がＡ・クレマー（ルクセンブルグ）を6-2, 6-4で下して２回戦進出を果たした。

クライチェックは第８シードのＡ・タチシュビリ（グルジア）と予選勝者のＪ・コイン（フランス）の勝者と、シンクは第１シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）とＡ・トムリャノビッチの勝者と、ワトソンはＶ・レプシェンコ（アメリカ）と主催者推薦のＥ・ボーチャードの勝者とそれぞれ２回戦を行う。

今大会の上位シード勢は、第１シードが世界ランク２５位のハンチュコバで２００４年以来２度目のエントリー。第２シードは同２７位のＬ・サファロバ（チェコ共和国）で２００９年から３年連続の出場。第３シードには同４０位のＴ・パスゼック（オーストリア）で、昨年は予選から勝ち進み見事優勝を飾っており、大会２連覇を目指している。

今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。