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国別対抗戦のＡＲＡＧ・ＡＴＰ世界チーム選手権（ドイツ、デュッセルドルフ、クレー）は２０日、ラウンドロビン３日目の試合が行われた。レッドグループでは、Ｊ・ブレーク（アメリカ）がシングルスで勝ち、アメリカがアルゼンチンに１勝１敗として、ダブルスに勝敗の行方がゆだねられた。

アメリカは、国内ナンバーワンのＡ・ロディック（アメリカ）と、ダブルス世界１位ペアのＢ・ブライアン（アメリカ）/Ｍ・ブライアン（アメリカ）兄弟を怪我で欠いているが、初戦の対チェコ戦を２勝１敗で勝ち抜いた。
この日の試合では、ブレークがＧ・カニャス（アルゼンチン）に7-6 (7-4), 6-4で勝利したが、続く試合でＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）がＷ・オディスニク（アメリカ）を7-5, 6-1で下し、１勝１敗のタイスコアとしている。

見事エースの代役を努めているブレークは、「ベルディフとの試合では、２度のタイブレークの末に敗れたけど、クレーコートでの自信が持てた。今日はベストのテニスが出来たと思う。必要なときに忍耐強かったし、カニャスもいつもよりミスが多かった。クレーで上達しているし、動きが良くなっていると思う。」とコメントした。

アメリカは同大会３１年の歴史の中で４度の優勝を飾っているが、最後に制覇したのは１９９３年で、実に１５年ぶりの優勝を狙っている。

また、アメリカと同組のスウェーデンはチェコに２勝０敗とし、初戦の対アルゼンチン戦に続き、２連勝を決めた。スウェーデンは、好調のＲ・ソデルリング（スウェーデン）がＴ・ベルディフ（チェコ共和国）を6-4, 1-6, 6-3で下し、Ｔ・ヨハンソン（スウェーデン）もＭ・タバラ（チェコ共和国）を6-2, 4-6, 7-6 (7-5)で退けている。

ブルーグループでは、ドイツとスペインがそれぞれシングルスで１勝ずつした。
ドイツはＰ・コールシュライバー（ドイツ）が活躍し、Ｐ・スタラーチェ（イタリア）を6-2, 7-6 (7-5)で撃破。木曜日のＮ・キーファー（ドイツ）対Ｓ・ボレッリ（イタリア）戦につなげた。コールシュライバーは、「タフなグループに入っているけど、今は良い位置につけている。ぜひ決勝に進みたいね。」とコメントした。

スペインは、Ｄ・フェレール（スペイン）がＭ・ヨージニ（ロシア）に6-3, 6-3で勝利している。