テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は9日、男子シングルス予選1回戦が行われ、登録者数10万人を超える人気Youtuberでありながら世界ランク226位のJ・マリー(フランス)が予選第2シードで元世界ランク18位の
B・ペール(フランス)を7-6 (8-6), 6-4のストレートで破り、グランドスラム予選で初白星を飾ると共に初戦突破を果たした。
>>シェルトン、ダニエル 太郎らASBクラシックの組合せ<<>>ポールらアデレード国際の組合せ<<32歳のマリーは8歳からテニスを始め、2010年に19歳で初めて世界ランキングを獲得。2015年5月には全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の予選にも出場した。
転機となったのは2019年の11月、兄の勧めでYouTubeチャンネルを開設。大会の様子などを選手目線でカメラに収めるとこのチャンネルがヒットし登録者数は10万人を超えた。その後、2021年にはテニスに対する自信も取り戻しプロとしてのキャリアを再開。YouTubeの収益により、金銭面でもツアーの転戦が可能となった。
YouTuberとテニス選手の二刀流となったマリーはツアー下部大会で着実に結果を残すと、2024年1月8日付の世界ランキングではキャリアハイを更新し世界ランク224位となっている。
3試合に勝利すると14日からの本戦出場権が手に入るこの予選。全豪オープン初出場となったマリーはこの日、世界ランク117位で同胞のペールと顔を合わせた。
第1セット、互いに1度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。セットポイントを1度握ると最後はペールのダブルフォルトでミニブレークに成功し先行する。
続く第2セット、第4ゲームでペールの強打に苦しみブレークを許したマリー。それでも第6ゲーム、ブレークバックのチャンスを掴むと最後はペールがダブルフォルトを犯す。その後もミスが目立ったペールから2度目のブレークに成功し1時間25分で勝利した。
勝利したマリーは予選2回戦で世界ランク198位の
A・リチャード(スイス)(スイス)と対戦する。リチャードは予選1回戦で同232位のC・タビュール(フランス)を7-6 (7-5), 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第8シードの
D・ゴファン(ベルギー)、第13シードの
L・ナルディ(イタリア)、第17シードの
F・コメサナ(アルゼンチン)(アルゼンチン)、第22シードの
Z・ベルグス(ベルギー)(ベルギー)らが予選2回戦に駒を進めた。
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