男子プロテニス協会のATPは公式サイトを更新。世界ランク226位のJ・マリー(フランス)を興味深い選手として紹介した。
>>【動画】人気テニスYouTuberマリーがジョコビッチと練習!<<32歳のマリーは8歳からテニスを始め、2010年に19歳で初めて世界ランキングを獲得した。2015年3月にはキャリアハイとなる世界ランク228位を記録。5月には全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の予選にも出場した。
しかし、その後7連敗を喫したマリーはプロとしての生活を中断した。マリーはこの時を振り返り「7連敗してしまい、少しショックだった。自分に自信がなかった。負けてしまい、毎週飛行機に乗るのに多額の費用がかかるので、もう自分を信じなかった。少し嫌になってしまった。だからもうやめようってなったんだ」と語っている。
ツアーを転戦する生活を辞めたマリーだったが、フランス国内や近隣のドイツなどで行われていたツアー下部大会には年に数大会のみ出場。その他はレッスンを行うなどして生計を立てた。
転機となったのは2019年の11月、兄の勧めでYouTubeチャンネルを開設し、大会の様子などを選手目線でカメラに収めた。
するとこのチャンネルがヒットし登録者数は10万人を超えた。その後、2021年にはテニスに対する自信も取り戻しプロとしてのキャリアを再開。YouTubeの収益により、金銭面でもツアーの転戦が可能となった。
YouTuberとテニス選手の二刀流となったマリーはツアー下部大会で着実に結果を残すと、現在は2015年のキャリアハイを更新し、世界ランク226位となっている。
4つのグランドスラム全てに出場することと、トップ100に入ることが現在の目標だと語るマリーは、2015年の全仏オープン以来、8年の時を経て来年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)予選の出場権を獲得している。
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