男子テニスで元世界ランク3位のN・ピエトランジェリ(イタリア)が1日に亡くなったことが発表された。92歳だった。
>>テニス365 運営メンバー募集中!<<イタリアテニス界のレジェンドであるピエトランジェリは、1933年にチュニジアで生まれた。第二次世界大戦中に収容所でテニスを始めると、その後イタリアに移住。本格的にテニスに打ち込み始めたのは19歳だった。
その後、ピエトランジェリは1950年代から60年代にかけて、世界屈指のクレーコートプレーヤーの1人とし活躍。四大大会でのタイトルは全て全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で、シングルスで2度、ダブルスで1度、混合ダブルスで1度の優勝を果たした。
単複合わせて52個のトロフィーを獲得し、世界ランキングは最高で3位を記録。
国別対抗戦のデビスカップでは164試合に出場し120勝を挙げ、2度の準優勝に貢献。さらに、引退後はキャプテンとしてイタリアチームを率いて1976年に母国に初優勝をもたらした。
1986年に国際テニス殿堂入りを果たしたピエトランジェリは、BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)の会場で2番目に大きいコートの名前(ピエトランジェリ・スタジアム)にもなっている。
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