企画提供:ビクトリア州政府観光局
多くのテニスファンが注目するグランドスラム。2023年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は
N・ジョコビッチ(セルビア)が優勝し、四大大会の男子シングルスで歴代最多23勝目をあげる偉業を成し遂げた。
しかし、ジョコビッチの年間グランドスラム達成もささやかれる中で迎えたウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では若手の
C・アルカラス(スペイン)がジョコビッチとのテニス界の歴史に残る死闘を制し新たな時代の幕開けを感じさせた。
日本人では、約1年8ヵ月の離脱を経て復帰した
錦織圭や、出産を経て来年の1月からの復帰を予定している
大坂なおみのグランドスラムでの活躍が待たれる。
世界最高峰の選手が集まるグランドスラムの熱戦を、テニスファンなら一度は現地で生観戦したいと考えているはず。
>>全豪&メルボルンの見どころ<<tennis365.netではテニス4大大会とその観戦旅行についてアンケートを実施。テニスファン1,110名の意見と経験を集めました。
~テニス観戦旅行に求めるものとは?~生で観戦することの魅力は「選手を生で見られる」「プレーの迫力」「会場の熱気」「会場や周辺の雰囲気を体感」という意見が多く、やはり現地でしか体験できないことが大きな魅力となっています。
そして、観戦旅行に求めることに関しては、「良い試合」という調査しなくても明らかだった内容が断トツの1位。2位は「周辺の観光」となっており、「価格の安さ」よりも多くの人の重要ポイントになっていました。
好きな選手の試合を見たいと思っていても、テニスのドローは直前に発表されるので旅行を計画する段階では分からず、大会期間中の2週間全て滞在しない限り観戦できるかどうかは運次第です。
そうなれば次に重要になるのは(せっかく海外へ行くのだから)テニス以外にも楽しめるかどうかという事ですね。
~一番行ってみたいグランドスラムは?~「人気のグランドスラム」での回答では、「どれか一つに絞れない」「あえて選ぶなら、、、」などの意見が多い中、4大大会で1番の人気は最も格式があると言われるウィンブルドン。日本人ファンも多く、2022年に惜しまれつつも引退を宣言した
R・フェデラー(スイス)が活躍する大会なだけにかなりの人気でした。
一方で、時差や距離がありアクセスしにくいことや、チケットが高額というイメージがあるようで、日本人はなかなか手が出しにくいようです。その分「生きているうちに一度でいいから生で観たい」「あの芝を見たい」という熱い意見も。
2位になったのは全豪オープン。
「その年の最初のグランドスラムでドキドキする。」「実際に行ったけど選手がとても近い」など会場とメルボルンの雰囲気や、「真冬に真夏のメルボルンは旅行としても良さそう」「時差が無くて良い」「オーストラリアが好き」というアクセスや環境の良さも目立ちました。また、実際に行ったことがある人が4大大会では一番多く、イメージではなく実体験が多く見られました。
その他、全仏は「クレーコートでラリーが続きやすく、選手の対応や心理戦が面白い」というサーフェス特有の観戦の視点があり、全米は「アメリカの明るい雰囲気が良い」「ナイトセッションの盛り上がり」「2014年の錦織準優勝のイメージ」と言ったものがありました。
~日本人に最適なのは??~好みは十人十色ですが「日本のテニスファン」にとって最適なグランドスラムはどこでしょうか?
テニスと海外旅行を良く知る人なら、全豪オープンという事はすぐに気づく事でしょう。
他3大会と比べると距離も近く、しかも時差がほとんどないので、アンケートの「行きやすさ」では圧倒的1位。
また、日本が冬の時に開催されるので、バカンスとしても良いと考えられているようです。
メルボルンパーク(画像提供:Tennis Australia)
開催地であるメルボルンは英国紙のエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)にて「世界一住みやすい都市ランキング」では7年連続で1位を獲得するなど常に上位。治安が良いということも日本人には合っていそうですね。
多民族都市であるメルボルンは、大会開催中はさらに国際色豊かになります。市内中心部からは徒歩で行けるほど近い会場のメルボルンパークでは、テニスの試合だけではなく、屋外コンサートなどのエンターテイメントも楽しむことが出来ます。また、カフェやレストラン、アートや自然など観光体験も充実しています。
>>全豪&メルボルンの見どころ<<オーストラリア最古の駅フリンダースストリート駅
ストリートアートで有名なホージア・レーン
ヒールズビル自然動物公園のコアラ
>>全豪&メルボルンの見どころ<<アンケートでは、観戦旅行するなら重要視するポイントを聞きましたが、やはり何よりも「選手」。日本人が見るなら日本人が活躍する大会で見てみたいもの。
それを考えると、錦織圭や大坂なおみなどハードコートを得意とする日本人選手が活躍しやすいのもアンケートの結果に出ているようです。
まとめ・観戦旅行に求めるものは「プレーの迫力」「良い試合」。「周辺の観光」も重要。・費用も移動も少々ハードルがあるけど、一番人気は格式の高いウィンブルドン。・アクセスが良く時期も治安も良いのは全豪オープン。コロナ禍で海外に行くことがとても難しくなってしまった昨年までの世界状況ですが、現在は隔離期間が無いなど、各国様々。旅行パッケージが停止していた今までとは違い、旅行会社各社ではツアーの受付をしています。
「海外でテニス観戦なんて夢みたいなもの」とは考えず、一度 調べてみてはどうでしょうか?
>>全豪&メルボルンの見どころ<<