女子テニスツアー最終戦であるBNPパリバWTAファイナルズ・シンガポール(シンガポール、室内ハード)は24日、予選ラウンドロビンのホワイト・グループ2試合が行われ、第8シードの
S・クズネツォワ(ロシア)が昨年優勝者で第2シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)を7-5, 1-6, 7-5のフルセットで破り、1勝目をあげた。
この日、第1セットを接戦の末に先取したクズネツォワだったが、続く第2セットでは自身のサービスゲームを1度もキープ出来ずに落とし、試合の流れはラドワンスカに傾き始めていた。
ファイナルセットの第3ゲーム終了後、ベンチに戻ったクズネツォワは1つに束ねていた自身の髪の毛先をハサミで切り落とし、その後何事もなかったかのようにプレーを続行した。
最後はクズネツォワが第11・第12ゲームを連取し、2時間48分で勝利した。
昨年、男子テニスツアー最終戦のATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)予選ラウンドロビンで、
A・マレー(英国)が
R・ナダル(スペイン)と対戦した際にハサミで自身の前髪を切る場面もあった。
また、同日には第4シードの
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)が第5シードの
G・ムグルサ(スペイン)を6-2, 6-7 (4-7), 7-5のフルセットで下し、1勝目をあげた。
今大会のレッド・グループには第1シードの
A・ケルバー(ドイツ)、第3シードの
S・ハレプ(ルーマニア)、第6シードの
M・キーズ(アメリカ)、第7シードの
D・チブルコワ(スロバキア)が決勝トーナメント進出をかけて争う。
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