男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は18日、グループ・イリ ナスターゼの予選ラウンドロビンが行われ、第2シードの
A・マレー(英国)は第5シードの
R・ナダル(スペイン)に4-6, 1-6のストレートで敗れ、1勝1敗とした。
>>ツアーファイナル組合せ表<<両者ブレークでスタートしたこの試合、第3ゲームでナダルがサービスキープして、コートチェンジの際にマレーはハサミを取り出して自身の前髪を切る姿が見られた。
「ちょっと髪が目に入ったから切りたかった。実際、2秒くらいのこと。ただそれだけ。」とマレーはその時のことを聞かれると明らかに嫌がる表情を見せて、すぐにその話題を終わらせた。
その時、マレーの行動に気付いていなかったナダルは、試合後に問われると「その時それを知らなくて良かった。良い解決策だと思う。」と笑いながら答えていた。
第1セットの第10ゲーム、マレーのサービスゲームでは2度目のブレークを許してセットカウント0-1に。
第2セットに入るとマレーのサービスは悪化していった。試合を通して4本のダブルフォルトを犯した。そのうち3本を第2セットで記録しており、第2セットの第2ゲームでは2本連続で犯すなどミスが続き、ナダルにラブゲームでブレークを許してしまう。
試合を通して43パーセントのファーストサービスの確率だったマレー。特に第2セットはわずか38パーセントの確率しかファーストサービスを入れることが出来ず、2度のブレークをナダルに許して敗れた。
「第2セットの中盤から最後まで彼(ナダル)はとても良いプレーをしていた。自分はどうしようもなかった。第1セットの終盤でサービスが崩れてしまって、第2セットもそれが続いてしまった。」と敗因を分析していた。
20日にマレーは第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
(STATS - AP)
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