男子テニスツアーのABNアムロ 世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、ハード、賞金総額1,600,855ユーロ、優勝賞金358,540ユーロ)は10日、シングルス1回戦が行われ、第5シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が予選勝者で世界ランク96位の
P・H・マチュー(フランス)を4-6, 7-6 (7-2), 6-2の逆転で下し、2回戦進出を決めた。
この試合、ディミトロフは13度のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時80パーセントと高い確率でポイントを獲得し、マチューに2度のブレークを許すが3度のブレークに成功し2時間9分で勝利した。
第1セットを落としたディミトロフは第2セット第5ゲーム、15-40の場面でネットプレーを決められ先にブレークを許す。マチューのサービスング・フォー・ザ・マッチの第10ゲームでディミトロフは2度のマッチチポイントをしのぎブレークに成功する。
その後流れはディミトロフに傾き、第2セットはタイブレークを制し、第3セットでは2度のブレークに成功し初戦敗退のピンチを切り抜けた。
両者は2度目の対戦となり、ディミトロフはマチューに1勝1敗とした。
ディミトロフは同大会5度目の出場で昨年は
E・ガルビス(ラトビア)に敗れ2回戦敗退としており、最高成績は2013年のベスト4となっている。
2013年は1回戦で
B・トミック(オーストラリア)、2回戦で
N・ダビデンコ(ロシア)、準々決勝で
M・バグダティス(キプロス)を下し勝ち進んだが、準決勝ではその年の優勝者
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れている。
《ディミトロフ ABNアムロ 世界テニス・トーナメント8強》勝利したディミトロフは2回戦で
D・ゴファン(ベルギー)を7-6 (7-5), 6-7 (6-8), 6-3で下した
G・ミュラー(ルクセンブルグ)と対戦する。
ディミトロフと上位シード勢が順当に勝ち進んだ場合、準々決勝で第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)、これに勝利すると準決勝で第2シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する可能性がある。
また、今シーズンから黒ラケットを使用していたディミトロフ、これまではウイルソンのステンシルが入っていたが、今大会はステンシルが入っていない状態で試合を行っていた。
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