テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は5日、女子シングルス準決勝が行われ、第7シードの
M・シャラポワ(ロシア)が第18シードの
E・ブシャール(カナダ)を4-6, 7-5, 6-2のフルセットで下し、決勝進出を果たした。
この試合、シャラポワはファーストサービスが入った時75パーセントの確率でポイントを獲得し、ブシャールから6度のブレークに成功し、 2時間27分で勝利した。
第1セット序盤にブレークを許したシャラポワは、第8ゲームでブレークに成功するが直後の第9ゲームで再びブレークを許し、第1セットを落とす。
第2セット、第2ゲームでブレークに成功したシャラポワは、第4ゲームでブシャールのダブルフォルトが手伝い、2度目のブレークに成功する。第9ゲームでは4度のセットポイントを物にできず、ブシャールにブレークを許し追いつかれる。その後は両者サービスキープが続き、第12ゲームで3度目のブレークに成功しセットカウント1-1と追いつく。
第3セット第3ゲーム、シャラポワはサービスエースでこのゲームをキープし、続く第4ゲームでブレークに成功する。第8ゲーム、ブシャールのサービスゲームで再びシャラポワにチャンスが訪れ、5度目のマッチポイントの末、シャラポワのフォアのダウンザラインがベースラインに乗り、それがウィナーとなり勝利した。
シャラポワは今大会4回戦から3試合連続で逆転勝利している。
両者は3度目の対戦となり、シャラポワはブシャールに3勝0敗とした。
昨年の同大会2回戦ではストレートで勝利したシャラポワだが、今回の対戦では20歳のブシャールに追い込まれるも勝利し、世代交代は譲らなかった。
シャラポワは同大会で優勝し、生涯グランドスラムを達成した2012年から3年連続、3度目の決勝進出となる。
勝利したシャラポワは決勝で第4シードの
S・ハレプ(ルーマニア)と第28シードの
A・ペトコビッチ(ドイツ)の勝者と対戦する。
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