テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は28日、女子シングルス2回戦が行われ、大会2度の優勝を飾っている元女王
V・ウィリアムズ(アメリカ)は
ジェン・ジー(中国)に3-6, 6-2, 6-7 (5-7)の接戦の末に敗れ、3回戦進出とはならなかった。
この試合、ヴィーナスは第3セットでゲームカウント3-5と追い込まれ、ジェン・ジーのサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。この崖っぷちの場面でヴィーナスはブレークバックに成功、その後はタイブレークへ突入する。
しかし、タイブレークの5-5時にヴィーナスはバックハンドのボレーをネットにかけてしまう。これで勢いを失ったヴィーナスは最後リターンをミスしてしまい、3時間2分で2回戦敗退となった。
試合を通してヴィーナスは29本のウィナーを決めるも、6本のダブルフォルトと44本の凡ミスを犯した。
元世界ランク1位のヴィーナスは、自己免疫疾患の1種であるシェーグレン症候群により7カ月間ツアー離脱を余儀なくされ、昨年の3月にツアー復帰を果たしていた。
一方、勝利したジェン・ジーは、全豪オープンとウィンブルドンでベスト4進出した経験がある。ジェン・ジーの自己最高ランクは、2009年5月に記録した15位。
3回戦でジェン・ジーは、第18シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)と対戦する。
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