女子テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は27日、女子シングルス1回戦が行われ、
土居美咲(日本)が第7シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)に2-6, 6-3, 1-6のフルセットで敗れ、2回戦進出とはならなかった。
この試合、第1セットを落とした世界ランク92位の土居美咲は、第2セットに入ると同10位のクヴィトバに対し互角のラリー戦を展開し、セットカウント1-1とする。
しかし、第3セットはトップ10の力を発揮するクヴィトバとは対照的に、土居美咲は第2セットの勢いは失い、1時間55分で敗れた。
ウィナーの数は土居美咲の15に対し、クヴィトバは29だった。
両者は、今年4月に行われたBNPパリバ・カトヴィツェ・オープン1回戦で対戦し、その時はクヴィトバがストレートで勝利していた。今回の対戦により、土居美咲はクヴィトバに対し0勝2敗とした。
今季のグランドスラムで土居美咲は、全豪オープンで初戦突破を果たすも、2回戦で
M・シャラポワ(ロシア)から1ゲームも取れずに完敗。全仏オープンとウィンブルドンでは初戦敗退となった。
土居美咲のグランドスラム自己最高成績は2011年のウィンブルドンで、その時は予選3試合を勝ち抜き、
S・リシキ(ドイツ)との3回戦まで駒を進めた。
一方、土居美咲をフルセットで下したクヴィトバは2011年のウィンブルドンでグランドスラム初優勝を飾り、自己最高ランクは2011年に記録した2位である。
クヴィトバは2回戦で、
A・ペトコビッチ(ドイツ)をストレートで破った
B・ヨバノフスキ(セルビア)と対戦する。
その他の日本勢では、第11シードで出場した
錦織圭(日本)と
クルム伊達公子(日本)は初戦で姿を消したが、予選3試合を勝ち抜き本戦出場を果たした
奈良くるみ(日本)は2回戦進出を決めている。
予選3試合を勝ち抜いた
添田豪(日本)は1回戦で元世界ランク8位の
M・バグダティス(キプロス)と対戦する。
また、
森田あゆみ(日本)は第4シードの
S・エラーニ(イタリア)と1回戦で対戦する予定だったが、腰の痛みにより棄権を申し入れた。
《全米オープン 対戦表》■関連記事■
《錦織が世界179位に敗れる波乱、2年ぶりの初戦敗退<全米オープン>》《21歳の奈良くるみ、グランドスラムで3年ぶり2度目の初戦突破<全米オープン>》《クルム伊達「終わってしまった」、18年ぶりの初戦突破ならず<全米オープン>》《予選勝者に完敗の錦織「サーブが悪かった」<全米オープン>》《添田豪が予選突破、元世界8位との対戦へ<全米オープン>》■関連動画■
《歴代のスター選手が集結、WTA女子ツアー設立40周年パーティー(前編)!WTA女子ツアーマガジン Vol.7》