テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は26日、シングルス1回戦が行われ、予選3試合を勝ち抜いた21歳の
奈良くるみ(日本)が
A・カダントゥ(ルーマニア)を6-2, 6-2のストレートで下し、大会初勝利を飾ると同時に、四大大会で2010年以来3年ぶり2度目の初戦突破を果たした。
この試合、奈良くるみは6本のダブルフォルトを犯すカダントゥの隙をつき、10度のブレークチャンスから6度のブレークに成功し、1時間2分で勝利した。
奈良くるみは全米オープンでは予選2回戦進出が自己最高の成績だった。また、グランドスラムでは2010年のウィンブルドンで予選3試合を勝ち抜き、本戦では
N・リー(中国)との2回戦へ駒を進めていた。
2回戦で奈良くるみは、第19シードの
S・キルスチャ(ルーマニア)と対戦する。
今年の7月に行われた下部大会であるポートランド大会で、奈良くるみは優勝を飾っている。
その他の日本勢では、第11シードの
錦織圭(日本)と
クルム伊達公子(日本)は初戦敗退、
森田あゆみ(日本)は第4シードの
S・エラーニ(イタリア)と対戦する予定だったが、腰の痛みにより棄権を申し入れた。
予選3試合を勝ち抜いた
添田豪(日本)は1回戦で元世界ランク8位の
M・バグダティス(キプロス)、
土居美咲(日本)は第7シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)とそれぞれ1回戦で顔を合わせる。
《全米オープン 対戦表》■関連記事■
《錦織が世界179位に敗れる波乱、2年ぶりの初戦敗退<全米オープン>》《クルム伊達、復帰後初勝利ならず<全米オープン>》《予選勝者に完敗の錦織「サーブが悪かった」<全米オープン>》《21歳の奈良くるみが優勝、世界ランクも上昇<ポートランド大会>》《奈良くるみが本戦へ、予選3試合勝ち抜く<全米オープン>》《錦織圭、クルム伊達公子、奈良くるみが初日に登場<全米オープン>》