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男子テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は27日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)が予選を勝ち上がったB・レイノルズ(アメリカ)を7-6 (7-2), 6-3, 6-1のストレートで退け、順当に3回戦進出を決めた。
今年はすでに上位選手が敗退する波乱の多い大会になっている中、順当な勝ち上がりを見せたジョコビッチは「トップ選手達がこの数日で敗退するには十分な理由があると思う。どんな選手だって甘く見てはいけないし、先を見てもいけない。1戦1戦をしっかり戦う必要がある。それがスポーツというものだし、現実なんだ。」
「特にランキングの下の選手達は、早いラウンドで上位選手と対戦すると、失うものはないし、ベストのプレーをして臨んでくるからね。」とジョコビッチは、世界ランク156位のレイノルズとの試合に気を引き締めて臨んだ事を明かした。
試合を振り返って「サーブの調子が良かった。まだ1度もブレークを許していない。その事は励みになる事実さ。今日の対戦相手もブレークポイントを握られた時に、とても良いプレーをしてきたのは称賛に値するよ。でも、その点は次の試合では改善させたいね。それでも全体的には良いプレーが出来たと思う。」と、ジョコビッチは語った。
この日は夕方からの降雨のため、屋根が閉じられた中で試合を終了する事が出来た。外で行われた試合では、試合途中や開始前に翌日へと順延になった試合もあり、ジョコビッチが次に対戦する相手もまだ決まっていない。
3回戦でジョコビッチは、第28シードのJ・シャーディ(フランス)とJ・シュトルフ(ドイツ)の勝者と対戦する。両者はこの日行われた2回戦で、シュトルフがシャーディから2-6, 7-5, 2-1とリードしたところで、翌日へと順延が決まった。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○A・セッピ(イタリア)(23) vs. ●M・ロドラ(フランス), 7-5, 0-0 (途中棄権)
○J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(8) vs. ●J・レヴィン(アメリカ), 6-2, 7-6, 6-2
○T・ベルディフ(チェコ共和国)(7) vs. ●D・ブランズ(ドイツ), 7-6, 6-4, 6-2
○錦織圭(日本)(12) vs. ●L・マイェール(アルゼンチン), 7-6, 6-4, 6-2
○K・アンダーソン(南アフリカ)(27) vs. ●M・プルジシーズニー(ポーランド), 6-4, 7-6, 6-4
●J・ブレイク(アメリカ) vs. ○B・トミック(オーストラリア), 3-6, 4-6, 5-7
○R・ガスケ(フランス)(9) vs. ●添田豪(日本), 6-0, 6-3, 6-7, 6-3
○F・ロペス(スペイン) vs. ●P・H・マチュー(フランス), 6-3, 5-1 (途中棄権)
○I・ドディグ(クロアチア) vs. ●D・クドラ(アメリカ), 6-1, 7-6, 7-5
●M・ラオニチ(カナダ)(17) vs. ○I・セイスリン(オランダ), 5-7, 4-6, 6-7
○N・ジョコビッチ(1) vs. ●B・レイノルズ, 7-6, 6-3, 6-1
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