チチパスわずか2ヵ月でコーチ解約

（左から）イバニセビッチとチチパス

画像提供：ゲッティイメージズ

男子テニスで世界ランク２９位のＳ・チチパス（ギリシャ）は日本時間２４日に自身のSNSを更新し、元世界ランク２位のＧ・イバニセビッチ（クロアチア）とのコーチ契約を解消したと明かした。

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２６歳のチチパスは３月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権（アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500）で約１１ヵ月ぶりのツアー優勝を飾ったが、その他の大会では結果を伸ばしきれず、今季は１９勝１３敗の成績となっており、６月には世界ランキングでトップ２０から陥落した。

そのチチパスは昨年３月までＮ・ジョコビッチ（セルビア）のコーチを務めていたイバニセビッチを２回戦敗退となった５月の全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）終了後に招へい。

しかし、その後出場したテラ・ウォルトマンオープン（ドイツ/ハレ、芝、ATP500）では２回戦で敗退すると、さらに今月行われたウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）では、予選勝者のＶ・ロワイエ（フランス）との１回戦を3-6, 2-6と２セットダウンの時点で背中の怪我のため棄権していた。

チチパスはこの日、インスタグラムのストーリーズ（２４時間で消える投稿）を更新し、わずか２ヵ月でイバニセビッチとのコーチ契約を解消したことを発表した。

「ゴラン・イバニセビッチとの仕事は、短かったが濃密な経験であり、僕の人生において本当に貴重な一章となりました」

「彼が僕とチームのために捧げてくれた時間、努力、そしてエネルギーに感謝しています。僕たちはそれぞれ別の道を歩んでいきますが、ゴランにはただただ敬意を抱いています。テニス界での功績だけでなく、人柄も尊敬しています」

「彼の今後の活躍を心より祈っています」

チチパスは２７日に開幕するナショナル・バンク・オープン（カナダ/トロント、ハード、ATP1000）で復帰する予定。