男子テニスで元世界ランク25位の
V・ポスピシル(カナダ)は21日に自身のSNSを更新し、27日に母国で開幕するナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)を最後に現役を引退すると発表した。
>>【一覧】錦織 圭ら 全米オープン2025 出場予定選手<<35歳のポスピシルは2014年にシングルスで自己最高位となる世界ランク25位を記録。一方、ダブルスでは2014年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を含む7度のツアー優勝を誇り、2015年には世界ランク4位まで上り詰めた。
また、国別対抗戦デビスカップではカナダ代表として単複で33勝を挙げており、2022年にはカナダを初優勝に導いた。
さらに、ポスピシルは人望も厚く、ATP(男子プロテニス協会)の選手協議会の理事などを歴任。また、テニス選手によるテニス選手を守るための組織PTPA(プロテニス選手協会)を
N・ジョコビッチ(セルビア)らと設立した。
そのポスピシルはこの日、自身のインスタグラムを更新し、母国で開催されるナショナル・バンク・オープンを最後に現役を引退すると発表。同大会の公式サイトにもポスピシルのコメントが掲載された。
「このような決断を下すのは決して容易なことではありません。テニスは僕の人生において大きな部分を占めてきましたが、精神的にも肉体的にも今が引退するべき時だと確信しました」
「小さな町から来て、かつては遠い存在に感じていた夢のようなこれまでのキャリアに心から感謝しています。これからの展開に心からワクワクしていますが、テニスというスポーツと、それが僕に与えてくれた全てのものを懐かしく思う気持ちは常に心の中に存在します」
「キャリアを通して僕を支え、応援してくれた情熱的なカナダのテニスコミュニティの皆様に感謝します。トロントで皆様、友人、そして家族とともにキャリアを終える機会を得られたことを光栄に思います」
ポスピシルは同大会にワイルドカード(主催者推薦)で出場する。
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