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女子テニスツアーのBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、賞金総額205万ドル、クレー)は木曜日、シングルス3回戦8試合全てが行われ、地元の声援を背に第2シードのF・スキアボーネ(イタリア)がD・ハンチュコバ(スロバキア)を3-6, 6-2, 7-5の逆転で下し準々決勝進出を決め、昨年の全仏オープン決勝戦と同じく第6シードのS・ストザー(オーストラリア)と再び顔を合わせる。
第1セットではいきなり0-4とリードを奪われたスキアボーネは、そのセットをハンチュコバに先取されてしまう。しかし地元の声援の中、全く諦めることのないスキアボーネは第2セットの第3、第7ゲームでハンチュコバからブレークを奪い試合を振り出しに戻した。
勝敗を決める第3セットでも第3ゲームで先にブレークに成功したスキアボーネだったが、第6ゲームでブレークバックを許し3-3に。その後は両者譲らない展開となり5-5からの第11ゲームでは、素晴らしいドロップショットを見せたスキアボーネが再びブレークに成功。続くサーブをキープしたスキアボーネが2時間39分で勝利を飾り、詰めかけたファンの声援に応えた。
「接戦となった試合に勝利することはかなりの満足感があるわね。それほど良いプレーが出来なかったけど、それでもこうして勝てたことは嬉しいし、だから余計に自信に繋がる。明日は明日の風が吹くから、もっと良いプレーができることを祈るわ。応援には感謝しているし、ファンが見方に付いてくれた。」とスキアボーネは喜びを語った。
スキアボーネは続く準々決勝では第6シードのストザーと対戦する。両者は昨年の全仏オープンの決勝でも対戦しており、その時以来となるクレーでの対戦となる。
この日の3回戦でストザーは、予選を勝ち進みここまで勝ち上がって来たP・エルコグ(スロベニア)を6-3, 6-4のストレートで下した。自身のサービスゲームでは1度もブレークを許さなかったストザーは、各セットで1度ずつエルコグからブレークを奪い79分で一蹴した。
「ヨーロッパに来てから良い形でプレーが出来ているし、毎週何試合も勝利を上げているのも良い事。彼女はとても才能があって、何でも出来る選手と聞いていたから、ただ自分のプレーをすることに集中して、少ないチャンスを物にできるように努めたの。先月まではあまり勝てなかったけど、ここへ来て調子が上向きで、クレーでは本当に居心地が良いわね。」と、ストザーは今の自分の好調さをアピールしていた。
その他上位シード勢が順当にベスト8進出を決めた。第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)がY・ウィックマイヤー(ベルギー)を6-1, 7-6 (7-4)で、第3シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が第16シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)を6-4, 4-6, 6-2で、第4シードのN・リー(中国)もJ・ガイドソバ(オーストラリア)を6-2, 6-1で下した。
ウォズニアキはA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-4, 2-6, 6-2で下した第5シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)と、アザレンカは第10シードのS・ペア(イスラエル)を6-2, 6-2で一蹴した第7シードのM・シャラポワ(ロシア)と、リーはG・アーン(ハンガリー)とそれぞれ準々決勝で対戦する。
アーンはこの日、E・ヴェスニナ(ロシア)を3-6, 7-6 (7-3), 7-6 (7-3)の3時間10分の接戦の末下しての勝ち上がり。アーンは第3セットも3-5とヴェスニナにリードを奪われ、2度のマッチポイントを握られる。それを跳ね除けると5-5に追いつきタイブレークへと持ち込み勝利を飾った。今大会1回戦でも第11シードのS・クズネツォワ(ロシア)に3時間22分の接戦を制し、その時は4度のマッチポイントをくぐり抜けていた。
今大会の優勝賞金は36万ドル。
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