HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
テニスのグランドスラム大会であるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会6日目の27日、男子シングルス3回戦が行われ、第6シードのA・ロディック(アメリカ)が、第26シードのJ・メルツァー(オーストリア)を7-6 (7-2), 7-6 (7-2), 4-6, 6-3で下すなどし、ベスト16が出揃った。
第1、第2セットではお互いにサービスキープが続き、両セットともタイブレークに突入する。そのタイブレークを強力なサーブを活かして連取したロディックは「緊張した場面で簡単にポイントが取れるのは、明らかにサーブのおかげだね。」と自らの武器へ自信を深めた様子。
この日の試合でロディックは、メルツァーに2度のブレークを許したものの、33本のサービスエースを決め第1サーブ時には79%の確率でポイントを奪うなど、サーブが好調であった。
過去のプレーと今週のプレーを比較したロディックは「ベストパフォーマンスは04年だと思う。だけど05年と比べたら、多分似たようなものだろうね。」とコメントした。
ここまで3試合を勝ち抜き、それぞれ2セットを先取してから第3セットを落とし、第4セットで勝負を決めているロディックは「もっと良いプレーが出来る感触がある。コートに行くときはいつもサバイバなんだ。悪い勝利なんてものはないのさ。」と語った。
2004年と2005年のファイナリストであるロディックは、第20シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と4回戦で対戦する。ベルディフは、第12シードのN・ダビデンコ(ロシア)を6-2, 6-3, 6-2のストレートで下している。ロディックとベルディフは、昨年のジャパン・オープンでも対戦しており、その時はベルディフが勝利している。
第3シードのA・マレー(英国)は、第30シードのV・トロイキ(セルビア)と6-2, 6-3, 6-4危なげなく退け、2年連続での4回戦進出を決めた。およそ70年振りとなる地元勢のウィンブルドン制覇の期待がかかるマレーは、第19シードのS・ワウリンカ(スイス)と準々決勝進出を懸けて対戦する。ワウリンカは、予選勝者のJ・レヴィン(アメリカ)を5-7, 7-5, 6-3, 6-3で下し、4回戦に進出した。
第8シードのG・シモン(フランス)は、第31シードのV・ハネスク(ルーマニア)を6-2, 7-5, 6-2のストレートで下し、ベスト16入りを決めた。今大会で初の4回戦進出を決めたシモンは、J・C・フェレーロ(スペイン)と対戦する。元王者ながら今大会には主催者推薦で出場しているフェレーロは、第10シードのF・ゴンサレス(チリ)を4-6, 7-5, 6-4, 4-6, 6-4のフルセットで破り、4回戦に駒を進めた。
2回戦で第5シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を破る活躍を見せたL・ヒューイット(オーストラリア)は、P・ペッツシュナー(ドイツ)を7-5, 7-6 (7-3), 6-3で下し、6年連続での4回戦進出を決めた。3年ぶりのベスト8入りを目指すヒューイットは、第23シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)と対戦する。シュティエパネックは第16シードのD・フェレール(スペイン)を7-5, 7-5, 3-6, 4-6, 6-4のフルセットで下し、4回戦に進出した。
またこの日は前日から順延された2試合が再開され、第24シードのT・ハース(ドイツ)が第11シードのM・チリッチ(クロアチア)を7-5, 7-5, 1-6, 6-7 (3-7), 10-8で振り切ったほか、第29シードのI・アンドレエフ(ロシア)がA・セッピ(イタリア)を6-1, 7-6 (7-5), 4-6, 7-6 (8-6)で下し、それぞれ4回戦進出を決めている。
今大会の優勝賞金は85万ポンド。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.