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(中国、上海)
ATPツアー最終戦のテニス・マスターズ・カップは大会7日目の土曜日、決勝トーナメント準決勝2試合が行なわれ、第1シードのR・フェデラー(スイス)が第2シードのR・ナダル(スペイン)に6-4, 7-5で競り勝ち、4年連続の決勝進出を決めた。
試合は、世界1位と2位の戦いに相応しい拮抗した展開となったが、最後はフェデラーがクロスコートウィナーを放ち熱戦に終止符を打った。勝利の瞬間フェデラーは、両腕を宙に突き上げ雄叫びを上げ喜びを表していた。これでフェデラーは28連勝を記録し、今季シングルス91勝目をあげた(フェデラーがナダルに連勝したのは今回が初めて)。勝利したフェデラーは、明日の決勝で昨年覇者のD・ナルバンディアン(アルゼンチン)をストレートで下したJ・ブレーク(アメリカ)と対戦する。フェデラーは昨年決勝でナルバンディアンに逆転負けを喫し、同大会3連覇を逃していていた。
ウィンブルドン決勝に続き、ナダルに勝利したフェデラーは、「彼(ナダル)のプレーには多様性がなく、ある意味深みが無い。しかし単調でありながらも、彼は驚くほど上手く試合を進める能力を持っているんだ。とにかく彼に打ち勝つと言うのは僕にとって大きな試練であったし、シーズン最後の試合でその試練に打ち勝つことが出来てとても満足しているよ。」と笑顔で話していた。
一方、敗れたものの、ナダルは今回の敗北を前向きにとらえているようで、「彼(フェデラー)が僕や他の選手より優れているのは分かっているし、それは紛れも無い真実。でも、もし僕が自分のゲームを改善したら、時々は勝てるようになるかもしれない。来シーズンも楽しみにしているよ。今シーズンの出来には総じて満足しているし、今日の試合にも満足している。」とコメントしていた。
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