テニスの全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）は２５日、男子ダブルス決勝が行われ、第６シードの
Ｈ・ヘリオバーラ（フィンランド）/ Ｈ・パッテン（イギリス）組が第３シードの
Ｓ・ボレッリ（イタリア）/ Ａ・ババソリ（イタリア）組を6-7 (16-18), 7-6 (7-5), 6-3の３時間を超える激闘の末に逆転で下し、初優勝を飾った。
＞＞シナーvsズべレフ 1ポイント速報＜＜＞＞シナー、ズべレフら 全豪OP組合せ＜＜３５歳のヘリオバーラと２８歳のパッテンは昨年のウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）で優勝を果たしている。
一方、３９歳のボレッリ、２９歳のババソリは昨年、全豪オープンと全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）で準優勝を飾っている。
両ペアは過去に２度対戦しており１勝１敗。
決勝戦の第１セット、ヘリオバーラとパッテンは計１０度のセットポイントを握るもこれを取りきれず。もつれにもつれたタイブレークを落として後がなくなる。
第２セットでは両ペアキープが続き再びタイブレークに突入。タイブレークでもミニブレークを許さず譲らない展開が続くが、ヘリオバーラとパッテンは１度のチャンスを活かしてこれを制し、１セットオールに持ち込むことに成功。
そして迎えたファイナルセットでヘリオバーラとパッテンは第２ゲームでブレークを奪い、ウィナー１２本に対しアンフォーストエラーをわずか１本に抑える安定したプレーでリードを守りマッチポイントを迎えると、最後はパッテンがサービスエースを決めて３時間４分の激闘を制した。
表彰式でヘリオバーラとパッテンは喜びを語った。
パッテン：「なんて夜だろう。本当に素晴らしい試合だった。僕たちが共に歩んできた道のりは特別なものだった。この勢いを保ち続けたいね」
ヘリオバーラ：「ヘンリー（パッテン）、君なしでこの成功ができたかどうか、僕にはわからない。ダブルスはチームスポーツで、最も重要なのは良いパートナーを見つけること。その点で僕は成功したよ。テニスコート上だけでなく、僕たちは本当に良い友人でもある。それが僕たちをコート上で一つにし、こうしたタイトルをもたらしてくれるんだ」
一方敗れたボレッリ、ババソリ組は同大会２年連続の準優勝となった。
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