テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は24日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードの
J・シナー(イタリア)が第21シードの
B・シェルトン(アメリカ)を7-6 (7-2), 6-2, 6-2のストレートで下し、2年連続2度目の決勝進出を果たした。会見でシナーは再び決勝を戦えることが楽しみだと話し「決勝はメンタルの戦いになる」と語った。
>>シナー、サバレンカら 全豪OP組合せ<<大会連覇を狙う23歳のシナーは今大会、1回戦で世界ランク36位の
N・ジャリー(チリ)、2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同173位のT・スクールケイト(オーストラリア)、3回戦で同46位の
M・ギロン(アメリカ)、4回戦で第13シードの
H・ルーネ(デンマーク)、準々決勝で第8シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)を下しベスト4進出を果たした。
一方、22歳で世界ランク20位のシェルトンは同大会3度目の出場。今大会は1回戦で同35位の
B・ナカシマ(アメリカ)、2回戦で同182位の
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、3回戦で第16シードの
L・ムセッティ(イタリア)を下し、4回戦で同41位の
G・モンフィス(フランス)と対戦。しかしモンフィスが第4セットの途中で棄権を表明したため思わぬ形でベスト8進出を果たすと、準々決勝で同55位の
L・ソネゴ(イタリア)を破り自身初の4強入りを決めた。
両者は6度目の顔合わせでシナーの4勝1敗。直近では昨年10月のロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)4回戦で対戦し、そのときはシナーがストレート勝ちをおさめた。
この試合の第1セット、シナーは第1ゲームでいきなりブレークを許すも第4ゲームですぐにブレークバックに成功。第6ゲームで再びブレークのチャンスを迎えたシナーだったが、これを活かせず、第11ゲームでワンチャンスをものにされてブレークを許す。しかしシナーは直後のリターンゲームで2度のセットポイントを握られながらも土壇場でブレークを返しタイブレークに突入。一気に5ポイントを連取したシナーがこれを制し、第1セットをものにする。
続く第2セット、ウィナーの数は両者6本と並んだものの、アンフォーストエラーの数でシナー6本に対しシェルトンが16本と大きく差が出る。シナーは安定したプレーで危なげなくキープを重ね、自身は2度のブレークに成功。このセットもものにし勝利に王手をかける。
そして第3セット、シナーは先にブレークポイントを握られるもこれをしのぎ、その後2度のブレークに成功。迎えたサービング・フォー・ザ・マッチを取り切ったシナーが決勝へと駒を進めた。
試合後の会見に登場したシナーはこう試合を振り返った。
「第1セットが非常に重要だった。お互いにリターンがかなり良かったと思う。タイブレークなどの大事な場面では落ち着いていることを心がけたんだ。それが次のセットへの自信に繋がった。だからとても嬉しいよ」
またシナーはグランドスラムタイトルを初めて防衛するというプレッシャーについて問われると、「簡単なことではないが、再びこのような大きなトロフィーをかけて戦えることを嬉しく思う。ここにいられることに感謝しているよ」とコメント。
さらにシナーは決勝への意気込みや、対戦する第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)についても言及した。
「サーシャ(ズべレフ)とはこれまでにも何度か対戦してきたが、今回は少し異なる状況だと思う。だけどとても楽しみだよ。まず第一に、メンタルの戦いになると思う。僕たちは決勝に進むために非常に厳しい試合をいくつも乗り越えてきた。何が起こるか分からないけど、ベストを尽くし、これらの瞬間を楽しみたいと思う。決勝はとても特別なものだからね」
なおズべレフは準決勝で第7シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦したが、ジョコビッチが第1セット終了時点で棄権を表明したため思わぬ形で決勝進出を果たした。
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