テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は26日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)は第1シードの
J・シナー(イタリア)に3-6, 6-7 (4-7), 3-6のストレートで敗れ準優勝となり、悲願の四大大会初制覇とはならなかった。これで3度目のグランドスラム準優勝となったズべレフは表彰式で「何度でも挑戦し続ける」と語った。
>>【動画】王者シナー 圧巻の全豪OP連覇達成!優勝の瞬間!<<>>シナー、ズべレフら 全豪OP組合せ<<27歳で世界ランク2位のズベレフが同大会に出場するのは10年連続10度目。最高成績は2020年と昨年のベスト4となっていたが、今大会は1回戦でワイルドカードで出場した同103位の
L・プイユ(フランス)、2回戦で同44位の
P・マルティネス(スペイン)、3回戦で同92位の
J・ファーンリー(イギリス)、4回戦で第14シードの
U・アンベール(フランス)、準々決勝で第12シードの
T・ポール(アメリカ)を下し4強入り。準決勝では第7シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)の途中棄権により決勝に駒を進めた。
ズベレフは若手の頃からの四大大会制覇を期待されていたが、2020年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で惜しくも準優勝。四大大会初のタイトル獲得をかけ、決勝では世界ランク1位のシナーと対戦した。
第1セット、ズべレフは第8ゲームでブレークを許し先行される。
第2セットでは両者キープを重ねタイブレークに突入。なんとかものにしたいズべレフだったが、さらにギアを上げたシナーにあと一歩及ばず。これを落としたズべレフは2セットダウンとなり後がなくなる。
ここから巻き返しを狙うズべレフだったが、第3セットの第6ゲームでブレークを許すと1ブレークの差を埋められず、悲願の四大大会初優勝とはならなかった。
表彰式でズべレフは「ここでこれ(優勝トロフィー)に触れられずに立っているのは本当に辛い」と話しながらも「君は優勝にふさわしい」とシナーを祝福した。
「まず最初に、ヤニック(シナー)におめでとうと言いたい。君は世界で最も優れた選手だと思う。今日はもっと競った試合にしたかったけど、君があまりにも強すぎたよ」
さらにズべレフは「彼らがいなければここに立っていなかった」とチームへの感謝を述べた後、観客に対してこう語った。
「観客のみんなにも感謝したい。この2週間本当に素晴らしかった。決勝まで僕を押し上げてくれた。正直言って、チャンスがあると思っていたけど、結局それは叶わなかった。でもいつかトロフィーを掲げられるように、これからも何度でも挑戦し続けるよ」
一方、勝利したシナーは同大会2連覇を達成するとともに、四大大会で3度目の優勝を飾った。
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