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現役復帰を表明したヒンギス |
画像提供:Getty/AFLO |
(アメリカ、フロリダ州セント・ピーターズバーグ)
元世界No.1で5度のグランドスラム優勝を誇るM・ヒンギス(スイス)は、足の怪我のため永らくツアー参戦していなかったが、来年度は3年ぶりにツアー復帰をする考えであることを、29日公表した。
「足の怪我のせいでテニス人生が短縮されると言う事は自分としてはとても辛いことだった。しばらくコートから離れていたことで経験できたこともいろいろあるけど、でも試合する楽しさやハイレベルで戦うスリルを忘れることができなくて、もう一度トップレベルのプレーヤーたちにどこまで挑戦できるか、試してみたくなった。」と会見でヒンギスは語った。
現在25歳のヒンギスは1994年にプロ転向した後、96年のUSオープンからはダントツの強さを見せ始め、2002年に引退するまで、118大会に出場、104大会でベスト4以上に勝ち進むという快挙を成し遂げている。
97年には16歳6ヶ月の史上最年少で世界ランキングNo.1に立ち、通算でシングルス40勝、ダブルス36勝のタイトルを保有。
また、グランドスラムのシングルスでは、全豪オープンで1997年から99年まで3連覇、97年にはウィンブルドンとUSオープンをも制している。
(2005年11月30日)