男子テニスで世界ランク30位の
D・シャポバロフ(カナダ)は14日にYouTubeを更新。自身のロールモデルであり、昨年9月のレーバーカップ(イギリス/ロンドン、室内ハード)を最後に現役引退した
R・フェデラー(スイス)について語っている。
>>アルカラス、メドベージェフらBNPパリバOP組合せ<<>>シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ<<23歳のシャポバロフは2019年のイントゥルム・ストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、室内 ハード、ATP250)でツアー初優勝。2020年9月21日付の世界ランキングではキャリアハイの10位を記録している。
今季は1月のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)で8強入りするも、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では3回戦敗退。その後も調子を落とすと、開催中のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では今季3度目の初戦敗退を喫した。
自身のアイドルについて聞かれたシャポバロフは「そうだね。(憧れは)僕にとって、ロジャーだよ、間違いなくね。彼は僕がプレーしている理由なんだ。おそらく、僕が片手打ちのバックハンドなのも、攻撃的なプレーが好きなのも彼の影響だろうね」と語った。
「幼少期から彼は僕のロールモデルだったけど、彼に会ってからはさらにそう思うね。彼は真面目で、素晴らしいプレーヤーである前に、まず素晴らしい人であることを実感したよ」
「キャリアの初期に、僕は彼の故郷であるバーゼル(スイス)で初めてプレーしたんだ。そして、僕がテニスクラブを出ようとしたとき、彼は家に帰るために車に乗りこもうとしていた。でも、僕を見つけると車から降りてきて話しかけてくれた。僕は“とんでもないことだ”と思ったよ」
「ロールモデルであり、ヒーローであり、僕がテニスをやっている理由でもある人が車から降りてきて、1度も会ったことのない僕と10分も15分も話してくれ、僕がここでどんな気分か、ツアーを楽しんでいるか、あれこれ聞いてくれた。名も知れない、ここにいるべきじゃないような、少年にね。よく自分のアイドルには会わないほうがいい(その人を知ったら失望するから)と言われるけど、幸せなことに僕にとっては真逆だった。そのあと、彼の存在は僕の中でさらにずっと大きくなったからね」
シャポバロフとフェデラーは過去に1度だけ対戦しており、それは2019年のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)準決勝。フェデラーが6-2, 6-4のストレート勝ちを収めている。
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