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男子テニスツアーのハッサン2世グランプリ(モロッコ/カサブランカ、賞金総額39万8250ユーロ、クレー)は12日、悪天候でスケジュールが崩れる中、シングルス2回戦2試合が行われ、第1シードのF・マイヤー(ドイツ)がJ・シャーディ(フランス)3-6, 1-6のストレートで敗れ、早くも大会を去る結果となった。
トップシードを下す金星を飾った世界ランク64位のシャーディは、同20位のマイヤーにからこの試合を通し6本のサービスエースを記録すると、各セットで1度ずつブレークを許したものの、第1セットでは2度、第2セットでは4回あったマイヤーのサーブ全てをブレーク、わずか58分のストレートで勝利を飾った。
今季3度目のツアー8強入りに成功したシャーディは「とても気分が良いです。第1セットは1-3とリードを許してからの挽回でした。最後までとても攻撃的なプレーが出来ました。次の試合も今日のプレーを続けたいです。」と勝利の喜びを語っていた。今季2度目の準決勝進出を懸けてシャーディは、第7シードのA・ラモス(スペイン)と準々決勝で顔を合わせる。
この日の試合でラモスは、V・ハネスク(ルーマニア)を6-2, 6-4のストレートで退けての勝ち上がり。
世界ランク52位のラモスは、同105位のハネスクに1度もブレークを許さず、第1セットでは2度、第2セットでも1度ブレークをハネスクから奪うと、1時間22分のストレートで今季3度目の準々決勝進出に成功した。
「今日の試合は、スコア以上に厳しい内容でした。勝つ事が出来てとても嬉しいです。準々決勝のシャーディとの対戦はきっと難しいものになるでしょう。とても力強いストロークを持っていますし、今日の試合でもとても良いプレーをしていましたから。」とラモスは勝った嬉しさを語ると共に、次の試合への気持ちを引き締めていた。
現在自己最高位にいる24歳のラモスは、2月に出場したブラジルはサンパウロ大会以来となる今季2度目の準決勝進出を狙う。
なおこの日は、残るシングルス2回戦2試合も予定されていたが、降雨により試合続行が不可能となり、試合開始を迎えずに翌日へ順延が決まった。予定していたP・スタラーチェ(イタリア)対P・アンジャー(スペイン)の試合と、予選勝者対決だったL・ワッハーブ対S・グティエレス=ファロルは現地金曜日に行われ、その勝者同士がその後の準々決勝で対戦する。
今大会の優勝賞金は7万1900ユーロ。
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