HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープン・テニス(東京/有明テニスの森、賞金総額200万ドル、ハード)は30日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)と第6シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)の試合は第1セット途中でラドワンスカが左足の負傷のために棄権、ウォズニアキがベスト4に駒を進めた。
試合は開始からウォズニアキが完全に支配、第1セットを5-0とウォズニアキがリードすると、チェンジオーバーの際にトレーナーから助言を受けたラドワンスカは試合続行が不可能と判断、そのままゲームセットとなった。
今季6度目となるタイトル獲得を目指すウォズニアキは、準決勝で第8シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。アザレンカは、予選から勝ち上がってきたC・バンデウェイ(アメリカ)を6-2, 6-1で下し、ベスト4入りを果たしている。
試合後の会見でウォズニアキは「自分のプレーには満足しています。ここでは素晴らしいテニスが出来ている感じがします。もちろん、アグニエシュカの怪我は悲しいことですが、1日も早く回復して欲しいです。」と、自らのプレーに手ごたえを感じているとともに、対戦相手を気遣う余裕を見せた。
今大会に優勝して翌週に行われるチャイナ・オープンでベスト8以上に進出すると、S・ウィリアムズ(アメリカ)を抜いて世界ランク1位になることについて聞かれた20歳のウォズニアキは「もし1位になれたら素晴らしいことです。それは常に私の目標です。たとえ今年は実現しなかったとしても、これから何度もチャンスはあるでしょう。」と、意欲を語った。
この他の試合では、前日の試合でクルム伊達公子(日本)を破った第5シードのF・スキアボーネ(イタリア)がK・カネピ(エストニア)を7-5, 4-6, 7-5で下し、ベスト4進出を決めている。
今季の全仏女王であるスキアボーネは、ファイナルセットの第11ゲームをカネピのダブルフォルトなどでブレーク、続く第12ゲームをしっかりとキープして3時間9分のマラソンマッチに終止符を打った。
30歳のスキアボーネは準決勝で、第7シードのE・デメンティエワ(ロシア)と決勝への切符を争う。2006年のチャンピオンであるデメンティエワは、第2シードで同胞のV・ズヴォナレーワ(ロシア)を7-5, 6-2で下し、今大会では通算3度目となるベスト4進出を果たした。
接戦で第1セットを奪ったデメンティエワは、第2セットに入るとリズムを崩したズヴォナレーワのサーブを攻め立て4度のブレークに成功、反撃のチャンスを与えずに1時間41分で逃げ切った。
今大会の優勝賞金は35万ドル。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.