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女子の国別対抗戦フェドカップ準決勝の第2日目が日曜日に開催され、昨年優勝のイタリアが今年も決勝進出を決めた。
初日のシングルスで2勝していたイタリアチームはこの日も好調で、エースF・ペネッタ(イタリア)がチェコのP・クヴィトバ(チェコ共和国)を7-6(7-3), 6-2で下してイタリアに3勝目をもたらすと、この時点でイタリアの決勝進出が決まった。
クヴィトバは前日にチェコ代表として登場していたL・サファロバ(チェコ共和国)の代わりに出場していが、一歩及ばすに敗退した。サファロバは土曜日にF・スキアボーネ(イタリア)と対戦、わずか2ゲームしか奪えずに負けてしまったため、交代されてしまったようだ。
世界ランク15位のペネッタは第1セットをタイブレークの末に奪う。最後は同60位のクヴィトバが痛恨のダブルフォルトを犯した。第2セットはペネッタがクヴィトバを圧倒、そのまま試合に終止符を打った。最後は見事なサービスエースがクヴィトバのコートに突き刺さった。
消化試合となったシングルス第2試合ではイタリアのS・エラーニ(イタリア)がL・フラデカ(チェコ共和国)を6-4, 6-2で下した。またダブルスではエラーニ/スキアボーネ組がフラデカ/K・ペシュキ(チェコ共和国)組を6-2, 6-4で下し、イタリアチームが5勝0敗の完勝をマークした。
イタリアは2006年、そして昨年と優勝しており、今年は3勝目をねらう。決勝の相手はアメリカ対ロシアの勝者となる。
そのアメリカ対ロシアの試合は、アメリカ・アラバマ州バーミンガムで開催されている。両国1勝1敗で迎えた2日目のシングルス第1試合では、ロシアのエースで世界6位のE・デメンティエワ(ロシア)がアメリカのM・ウダン(アメリカ)を7-6(7-4), 0-6, 6-3で振り切り、ロシアに2勝目をもたらした。
試合後、デメンティエワは「この試合は重要な試合だと考えていた。私も彼女(ウダン)もプレッシャーをたくさん感じていたはず。」と話した。今回の勝利でデメンティエワは、フェド杯での戦績を22勝5敗とした。
ウダンは第1セットを先取された後の第2セット、不安定なデメンティエワのサービスに漬け込み、6-0で奪い返すが、最後はデメンティエワが底力をみせつけ、逃げ切った。
ウダンは「できる限りのことはやった。今日はあと一歩、及ばなかった。最後は彼女(デメンティエワ)が底力をみせてきた。だから彼女は世界6位に位置しているんだと思う。彼女は私より10歳も年上で、経験もあった。」と勝者をたたえた。
試合は両者ともにリータンが得意ということもあり、ブレーク合戦となったが、2時間37分後に微笑んだのはベテランのデメンティエワの方だった。
シングルス2試合目ではアメリカ代表B・マテック(アメリカ)がロシア代表のE・マカロバ(ロシア)を6-4, 2-6, 6-3で振り切り、2勝2敗とすると、ダブルスに望みをつないだ。
ダブルスではアメリカからはダブルス世界1位のL・フーバー(アメリカ)とマテックが組んで、デメンティエワ/A・クドリャフツェワ(ロシア)組を迎え撃つ。
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