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女子の国別対抗戦フェドカップ準決勝の第1日目が土曜日に開催され、昨年優勝のイタリアがチェコ共和国をローマで迎え撃った。
イタリアチームのエースF・ペネッタ(イタリア)はチェコチームのL・フラデカ(チェコ共和国)を6-4, 7-5で下して1勝目をあげると、F・スキアボーネ(イタリア)はL・サファロバ(チェコ共和国)に6-0, 6-2で快勝し、初日が終わった時点でイタリアが2-0と大きくリードした。
ペネッタは第1セットで手にした1度のブレークポイントをものにして同セットを6-4で先取する。
第2セットでも今一歩、リズムに乗り切れなかったペネッタだが、5-5から2ゲームを連取すると、イタリアチームに1勝をもたらした。
一方、チームメートのスキアボーネは絶好調で、第1セットを6-0で簡単に奪う。第2セットでは0-2とリードされたものの、そこからベテランの味を出して6ゲームを連取、チームに2勝目をもたらした。
もう一方の準決勝、アメリカ対ロシアはアラバマ州で行われている。初日のシングルス2試合の結果は1-1となった。
アメリカチームの18歳M・ウダン(アメリカ)はA・クドリャフツェワ(ロシア)を6-3, 6-3のストレートで下し、アメリカに1勝をもたらした。
ウダンは第1セットで1-3、第2セットでは0-2とリードされてしまうが、その後はしっかりと追いつき、ストレート勝ちを収めた。
試合後、ウダンは「普段はミスしないようなショットをミスしてしまった。粘りつつボールをしっかり打っていたら、相手がミスをし始めた。そして自分の調子は上がっていき、攻撃的なプレーができるようになっていった。第1セットはもっと早い時点で奪えたかもしれない。」と試合を振り返った。
クドリャフツェワは「ナーバスになっていたけれどスタートはよかった。試合が進むにつれてもっとナーバスになった。相手がいいプレーをしていた。どこに打っても拾われてしまった。プレッシャーも大きく、観客も私に敵対的だった。」と肩を落とした。今回、フェド杯デビューを飾ったクドリャフツェワは、早々に国別対抗戦の洗礼を受けたようだ。
もう一方のシングルスの試合では、ロシアチームのエースE・デメンティエワ(ロシア)が貫録をみせ、B・マテック(アメリカ)を6-4, 6-3で下した。
マテックは43本ものミスを犯し、自滅した。デメンティエワは「彼女は素晴らしいショット、エースを狙っていたみたいね。0勝1敗からの試合でやりにくかった。勝たなければならないときにはプレッシャーがかかるもの。簡単な試合ではなかった。」と話した。
第1日目が終了後、アメリカチームの監督MJ・フェルナンデスは「ハッピーよ。両選手ともによくやってくれた。私の期待通りの闘いぶりだった。」と選手をねぎらった。
シングルスの対戦選手を入れ替えるリバース・シングルス、およびダブルスが日曜日に行われる。
ロシアの監督シャミル・ターピシェフは、日曜日にはクドリャフツェワを他の選手に変えることも考えているようだ。その理由は、アメリカのダブルスにダブルス・ランキング世界1位のL・フーバー(アメリカ)がマテックと組んで登場するからと考えられる。ロシアはデメンティエワ/E・マカロバ(ロシア)組がダブルスに登場予定だが、勝ち目は低く、ロシアが勝つにはシングルスで2勝しなければならない。
ロシアがどの布陣で来るのか、注目が集まる。
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