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女子テニスツアーのソニー・エリクソン・オープン女子(アメリカ/マイアミ、賞金総額450万ドル、ハード)は28日、シングルス3回戦残り8試合が行われ、第14シードのK・クレイステルス(ベルギー)、主催者推薦で出場のJ・エナン(ベルギー)の元女王がストレート勝利で4回戦へ駒を進めた。
クレイステルスは第17シードのS・ペア(イスラエル)を6-0, 6-1とわずか50分で一蹴して力の差を見せつけた。クレイステルスは第1サーブではわずか2ポイントしかペアに奪われず、逆にペアの第2サーブでは22本中18ポイントを奪う圧倒ぶり。今大会ここまでの2試合でわずか3ゲームしか失わない好調さを見せた。
「頭と腕が一体化したように感じられるのはとても良いことね。(3回戦敗退した)インディアンウェルズでは全く違った。あそこで敗退した後の2週間、自分自身のプレーを取り戻すこと、力の抜けたショットが打てるように集中して練習して来たの。今日はそれが出来たけど、過去の経験から、それが一瞬で変わってしまうことも知っていた。だからその感触を維持することに努めて最後まで戦ったわ。」
経験でも勝るクレイステルスに、ペアは流れを掴むことが出来ないまま敗れ去った。ベスト8入りを懸けてクレイステルスはL・サファロバ(チェコ共和国)を6-4, 6-2で下した第4シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)と4回戦を行う。
今季からツアー復帰を果たしたエナンは、第26シードのD・チブルコワ(スロバキア)を6-4, 6-4のストレートで退けた。復帰第一戦のブリスベン国際、その後の全豪オープンと連続で準優勝を果たすなど、元世界ランク1位の実力を見せたエナン。この日も5度のダブルフォルトを犯すなど、チブルコワに4回ブレークを許す苦しい展開ながら、逆に6回のブレークを奪い返し1時間33分で勝利を物にした。
「彼女(チブルコワ)との対戦は初めてで、知らない相手と対戦するのは難しいこと。でも2セットとも苦しい展開の中での自分のプレーには満足している。2日前(E・デメンティエワ(ロシア)から)の勝利の後で、今日は簡単な試合ではなかった。それでも4回戦へ進めて嬉しく思っているわ。」とエナンは、苦しい展開の中での勝利に胸をなでおろしていた。
出場3大会を満たし、先週発表の世界ランクで33位にいきなり登場したエナン。4回戦では第11シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)と顔を合わせる。ズヴォナレーワはS・エラーニ(イタリア)を6-2, 6-3のストレートで倒しての勝ち上がり。
その他、世界ランク2位へ浮上した第2シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が第32シードのM・キリレンコ(ロシア)を1-6, 6-1, 6-4の逆転で、先に行われたインディアンウェルズで復活を印象付ける優勝を飾った第7シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)が第28シードのE・ヴェスニナ(ロシア)を7-6 (7-3), 6-3で破り、順当に4回戦進出を決めた。
ウォズニアキはV・ラッツァーノ(フランス)を4-6, 7-5, 6-1で破った第9シードのS・ストザー(オーストラリア)と、ヤンコビッチは第15シードのF・スキアボーネ(イタリア)を7-5, 6-3で下した第22シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)と準々決勝進出を懸けて対戦する。
今大会の優勝賞金は70万ドル。
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