錦織圭のライバル 元世界3位が引退へ

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ラオニッチ(2024年)
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスで元世界ランク3位のM・ラオニッチ(カナダ)は12日に自身のSNSを更新し、現役を引退することを発表した。

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ラオニッチは身長196cmの長身から放つ強烈なビッグサーブを武器に、2016年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では準決勝でR・フェデラー(スイス)を撃破している。

現在35歳のラオニッチは1つ年上の錦織圭とライバルと呼ばれることが多い。キャリアハイはラオニッチが3位で錦織が4位。ツアー優勝はラオニッチ8回、錦織は12回。グランドスラムの最高成績はともに準優勝。「ATPマスターズ1000」での最高成績は両者とに4度の準優勝で決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)R・ナダル(スペイン)のいずれかに敗れているということも共通している。

しかし、近年は度重なる負傷に悩まされる時期が続き、2024年7月のパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)1回戦敗退を最後に大会には出場することができず、今回の引退発表に至った。

【ラオニッチの引退コメント 全文】

ついにこの時が来ました。僕はテニスから引退します。

いつか必ず来ると分かってはいる瞬間ですが、実際にその時が来ても、心の準備ができていると感じることはありません。今が、僕にとってできる限りの“準備ができた状態”です。テニスは、人生のほとんどの時間において、僕の愛であり、情熱であり、そして執着でした。

夢を生き、実現できた僕は、本当に幸運でした。毎日コートに立ち、“もっと良くなること”だけに集中し、それがどこへ導いてくれるのかを確かめながら、8歳のときに偶然出会ったこのスポーツを続けてきました。それがいつの間にか、僕のすべてとなり、子ども時代となり、やがて仕事となり、人生そのものになりました。

世界中で、僕が試合や練習をする姿を見てくれた素晴らしいファンの皆さんに感謝します。皆さんは、僕が最も輝いている瞬間も、最も苦しい瞬間を乗り越える姿も見てくれました。僕が成長していく過程を見守ってくれました。ほんの一瞬でも立ち止まって、僕を見て応援してくれたすべての方に、心からありがとうと言いたいです。

コーチとチームの皆さんにも感謝します。僕の夢や目標を追いかけるために、家族や自宅を離れて一緒にツアーを回ってくれました。あなたたちの指導と教えに、心から感謝しています。

ATPツアー、ITF、そしてすべてのグランドスラムにも感謝します。僕はあなた方の偉大な大会でプレーすることを夢見ていましたし、その夢は実現しました。テニスという美しいスポーツのために最善を尽くす素晴らしい人たちに囲まれて、忘れられない経験をすることができました。

すべての同僚や対戦相手にも感謝します。子どもの頃から、そしてキャリアを通じてずっと、僕はあなたたちを尊敬してきましたし、これからもファンとして尊敬し続けます。20年以上にわたり、毎週のように皆さんと競い合う中で、僕は自分がなれる最高の選手になり、より良い人間になり、人生で最も大切な多くのことを学びました。

カナダにも感謝します。僕と家族は30年以上前にここへ来ました。あなた方のおかげで僕はテニスを追いかけることができ、家族の人生も大きく変わりました。そして、世界中でカナダを代表して戦えたことを、心から誇りに思っています。

お母さん、お父さん、イェレナ、モミール。僕が夢を追うために、あなたたちが何度も自分の人生を後回しにしてくれたことに、言葉にならないほど感謝しています。あなたたちがいなければ、何1つ実現しませんでした。あなたたちの絶え間ない努力と精神的な支えがあったからこそ、ここまで来られました。テニスに出会えた幸運よりも、あなたたちを家族に持てた幸運のほうが、はるかに大きいです。僕は、妻と息子に毎日誇りに思ってもらえる人間でありたい。そして、僕が家族から受け取ったのと同じような愛と支えを、彼らにも与えられる存在でありたいと思っています。

僕のテニス人生の大きな一部は、世界中で出会えた素晴らしい人々です。多くの場面で、彼らは人生の師として、時間と導きを与えてくれました。人生の大きな問いと向き合う重さを、少し軽くしてくれたことに感謝しています。その思いやりと時間が、この新しいステージをより明確で、希望あるものにしてくれました。

次は何か?

僕はスローダウンするつもりはありません。人生はまだまだ続きます。ツアーでブレイクした2011年の頃と同じくらい、今も僕は意欲とハングリーさに満ちています。次のことにも、テニスと同じ努力と情熱を注ぎます。毎日少しでも良くなろうとする、その姿勢で。さて、それがどこへ導いてくれるのか、楽しみにしています。

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(2026年1月12日10時22分)
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