男子テニスのモビスター・チリ・オープン(チリ/サンティアゴ、レッドクレー、ATP250)は1日にシングルス準々決勝が行われ、予選勝者で世界ランク140位のC・ムーテ(フランス)が前年王者で第1シードのN・ジャリー(チリ)を7-6 (7-5), 7-6 (7-3)のストレートで破り、同大会初のベスト4進出を果たした。
>>【動画】勝利するも観客から大ブーイングを浴びるムーテ<<
24歳のムーテは今大会、予選2試合を勝ち抜き本戦入り。本戦では1回戦で第7シードのR・カルバレス バエナ(スペイン)、2回戦で同100位のT・ティランテ(アルゼンチン)を下し準々決勝に駒を進めた。
前年王者で今大会の優勝候補の1人、同22位のジャリーとの顔合わせとなった準々決勝、第1セットと第2セットともに両者1度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入するも、バックハンドのスライスショットとフォアハンドの強打を組み合わせて攻撃を展開したムーテが2度のタイブレークを制し、同大会では初、ツアー大会では4度目の準決勝進出を果たした。
試合後は母国のジャリーを応援していた観客からブーイングを浴びたムーテだったが、これにものともせず両手を広げ応えた。
勝利したムーテは準決勝で第4シードのA・タビロ(チリ)と対戦する。タビロは準々決勝ワイルドカード(主催者推薦)で出場した同80位のL・ダルデリ(イタリア)を下しての勝ち上がり。
同日には第2シードのS・バエス(アルゼンチン)と同101位のP・マルティネス(スペイン)が準決勝に駒を進めた。
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