男子プロテニス協会のATPは9日、公式サイトに世界ランク40位の
A・マレー(イギリス)のコメントを掲載。約2年前、マレーは現在NO.1に立っている
C・アルカラス(スペイン)について「彼にもチャンスはあると思う」と語っており、その予言は的中した。
>>アルカラス、ダニエル 太郎らナショナル・バンクOP組合せ<<当時、元世界1位のマレーは新しいNO.1選手は誰になるだろうかという質問を受け「今いる選手の中では、
D・メドベージェフが1番になると思うよ。クレーコートでは、もう少し安定したプレーが必要かもしれないけどチャンスはあると思う。若手ではアルカラスがとてもいいと思う。彼にもチャンスはあると思うね」と明かしていた。
この予言は的中し、わずか数週間後、メドベージェフは全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会初優勝を飾り、2022年2月には
N・ジョコビッチ(セルビア)、
R・フェデラー(スイス)、
R・ナダル(スペイン)、マレーのビッグ4以外で約18年ぶりに世界ランク1位に輝いた。マレーが予言した時点でメドベージェフは2位だったため、それは決して突飛な話ではなかった。
しかし、アルカラスは当時まだトップ50にも入っていなかった。マレーがアルカラスの活躍を予言したのはコーチである
J・C・フェレーロ(スペイン)と話をしたからだという。「彼の試合、ハードワークを見て、どんなものかを知っているコーチに彼が素晴らしいキャリアを歩む可能性があると聞いた。僕にはそれで十分だった」とマレーは明かした。
現在のアルカラスのプレーについては「彼の好きな部分は自由さと、若さゆえのプレーだと思う。彼がそれを失わないことを願うよ。彼のプレースタイルを続けてほしい。ドロップショットやサーブ&ボレーをね。少し無鉄砲に見えることもあるけど、完全に本能的だね。僕はそれが大好きなんだ」と述べた。
また、最後に今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)決勝戦、アルカラスvsジョコビッチの試合を振り返り次のように語った。
「最後のセットはとても良かったと思う。あの日はとてもハードなコンディションだった。テレビではよく見えなかったけど、風が強かったね。突風がたくさん吹いていたよ。最初の2、3セットはテニス的にはすごいとは思わなかった。でも、最終セットは素晴らしいプレーがいくつもあったし、決勝は本当に楽しめたよ」
「そこから多くのことを学んだし、試合はどちらに転んでもおかしくなかった。第1セットはあっと言う間だった。ノヴァークはとても気持ちよさそうにプレーしていた。第2セットの終盤、ノヴァークがバックハンドを2本連続でミスしたポイントがあった。セットポイントとその直後のポイントだったと思う。アルカラスにとってセットダウンからの逆転は難しかっただろうね。でも、いい試合だったよ」
なお、マレーは現在行われているナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)に出場。8日に行われた1回戦で世界ランク39位の
L・ソネゴ(イタリア)をストレートで破り、初戦突破を果たした。
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