女子テニスで元シングルス世界ランク23位、そしてダブルスでは元1位の記録を持つ
シェ・シュウェイ(台湾)が2021年末以来となる1年半ぶりの復活をムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)の舞台で果たした。
>>西岡vsルブレフ 1ポイント速報<<>>西岡、アルカラスらマドリッドOP組合せ<<シュウェイは他のトップ選手ほどパワーが無いものの、ドロップショットなど変幻自在なプレーを武器にツアーで長く活躍。シングルスタイトルは3つ、ダブルスタイトルは30獲得するなど素晴らしい成績を残してきた。
しかし、2021年末をもって体に休息を与える意図として無期限のツアー離脱を発表。約1年半の充電期間を経て、ダブルスでムチュア・マドリッド・オープンから復帰した。
29日に行われたダブルス1回戦、シュウェイは
B・ストリツォワ(チェコ)とペアを組みコートに登場して
チャン・ハオチン(台湾)/ チャン・ラティーシャ(台湾)組を1-6, 6-2, [10-3]の逆転で勝利。2回戦では
加藤未唯/
A・スーチャディ(インドネシア)組と対戦する。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはシュウェイのコメントが掲載されている。
「長い間プレーしていなかったわね。ここに来てからクレーで練習するようになったの。長い間コートを離れていると複雑で不思議な気持ちになるから、勝てるとは思っていなかった」
「(休んでいた期間は)家にいて、花を切ったり、植物を植え直したりしていたの。だから、家でとてもリラックスした時間を過ごすことができた。家に大きなテレビを買ったからいつも選手たちを見ていた。だから、自分がツアーの外にいるとはあまり感じなかったの。いつも選手たちの横にいた気分だわ」
また、なぜストリツォワとペアを組むことになったのか、その理由についてシュウェイはこう明かした。
「シングルスをやるにはなかなか離れすぎたのかもしれない。コーチをつけても高いレベルに到達するのは難しいと感じたの。だから、何人かの友人に相談して『もしあなたが私と一緒にツアーに出てくれるなら、私はプレーするために行くわ』と言ったの。彼女(ストリツォワ)は『オッケー!』と言ってくれた。こんな風になるとは思ってもみなかったわ」
「シングルスにも挑戦はするつもり。見た目はまだ若いけど、実際の年齢は若くない。ゆっくり始めるつもりなの。だから、まずダブルスで戻ってきて、少し楽しんで、試合のリズムをつかんで、それからゆっくりとシングルスに出場するつもり。ゆっくりと楽しみながらやっていきたい。美味しいものは全部食べたいわ。もっと楽しめば、ほんの少しづつ良くなっていくと思う。そう願っている」
最後に現在の女子ツアーの勢力図についてシュウェイはコメントしている。
「若い女の子がたくさんいるわね。彼女たちをチェックする必要がある。私がツアーに参加したときは、14歳か15歳だった。今はツアーで最年長の1人になってしまったの」
「どうか皆さん、私にワイルドカードをください!来てくれたらうれしいです!お願いします!(笑)」
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