男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は26日にシングルス1回戦が行われ、世界ランク55位の
A・ブブリク(カザフスタン)が同100位の
D・ガラン(コロンビア)を7-6 (17-15), 6-7 (4-7), 6-4の激闘の末に破り2回戦進出を決めた。
>>西岡、綿貫らマドリッドOP組合せ<<25歳のブブリクは今季、2月のオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、ハード、 ATP250)でベスト4に進出したものの、その後は対戦相手の途中棄権による1勝を除くと5戦全敗という状況で今大会に臨んでいる。
この試合の第1セット、両者キープを続けタイブレークに突入。タイブレークでは一進一退の攻防が続き、お互いにセットポイントをしのぎあう展開に。ブブリクはタイブレークで6度のセットポイントをしのぐと、自身に訪れた5度目のセットポイントで渾身のバックハンドのパッシングショットを決め、今シーズン最長となる25分のタイブレークを制した。ポイントが決まると同時にブブリクは雄叫びをあげ喜びを爆発させた。
続く第2セットも両者キープを続け、タイブレークに突入。序盤にブブリクが3ポイントを連取するも、その後ガランが逆転し55分でセットを奪い返す。
勝負のファイナルセット、第2ゲームでガランがこの試合両者通じて初のブレークに成功するも、第3ゲームでブブリクがすぐにブレークバックを果たす。第7ゲームで再びブレークを奪ったブブリクが迎えたサービング・フォー・ザ・マッチとなる第10ゲーム。デュースの末、8度目のマッチポイントをものにしたブブリクが2時間50分の激闘を制し、2回戦へ駒を進めた。
勝利したブブリクは2回戦で第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のためルーネはこの試合が初戦となる。
また今大会、日本勢では第28シードの
西岡良仁と世界ランク117位の
綿貫陽介が本戦に出場している。
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