女子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)は日本時間9日(現地8日)、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク200位の
C・ガルシア(フランス)が同48位の
S・カルタル(イギリス)を5-7, 6-4, 6-3の激闘の末に逆転で破り、3年ぶり6度目の初戦突破を果たした。
>>伊藤 あおいvsパブリュチェンコワ 1ポイント速報<<>>伊藤 あおい、サバレンカらシンシナティ・オープン組み合わせ<<31歳のガルシアはこれまでにシングルスでツアー通算11度のタイトルを獲得。「WTA1000」の大会では3度の優勝を経験しており、2022年にはツアー最終戦 WTAファイナルズ・フォートワース(アメリカ/フォートワース、ハード)でトロフィーを掲げた。世界ランキングの自己最高位は4位となっている。
しかし、今年5月には残り数大会をもって現役を引退することを自身のSNSで発表した。
シンシナティ・オープンには2年ぶり10度目の出場で、2022年には優勝を飾っている。
23歳のカルタルとの顔合わせとなった1回戦の第1セット、ガルシアは第2ゲームでブレークを奪い3-0とリードするも、その後2度のブレークを許して先行される。
それでも第2セットでガルシアは5度のブレークポイントを握られるも1ブレークに抑え、自身は2度のブレークに成功。セットカウントは1-1となる。
そして迎えたファイナルセット、第4ゲームでブレークを果たしたガルシアは、サービスゲームではわずか5ポイントしか落とさず安定してキープを重ね、最後までリードを守りきり勝利を収めた。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはガルシアのコメントが掲載されている。
「何をやっているのか分からなくなった瞬間もあった。本当に暑くて厳しい状況で、ここ数ヵ月は試合が少なかったから。第1セットの終わりにはヘトヘトで、自分のチャンスを逃した気がして、試合の終わりまではまだ長かった。でもチームや観客からたくさんの応援をもらって、最後までやろうと思ったわ」
ガルシアは2回戦で第11シードの
K・ムチョバ(チェコ)と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のため、ムチョバはこれが初戦となる。
なお、ガルシアは24日開幕の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)にワイルドカードで出場することが決まっており、同大会がガルシアにとって現役最後の大会となる見込みだ。
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