国際テニス連盟(ITF)は28日、2018年シーズンから男子国別対抗戦のデビスカップと女子国別対抗戦のフェドカップの決勝戦を同時開催すると公式サイトで明かした。開催地の候補としては、スイスのジュネーブが選出されている。
>>杉田vsバグダティス 1ポイント速報<<今回新設となるワールドカップ・オブ・テニス・ファイナルズ(WCTF)とは、デビスカップとフェドカップの決勝戦を同じ開催地で同時に行うもの。国別対抗戦は、毎年年間を通して世界一の国を決める大会で、テニス界を代表する歴史あるイベント。
この案は、2017年8月にベトナムのホーチミンで開かれるITFの年次総会で賛否が問われる。
WCTFは2018年11月に第1回が開催され、3年間の契約でジュネーブにあるパレクスポのハードコートで行われる。パレクスポではこれまで10度のデビスカップ、フェドカップが行われており、18,000人収容のスタジアムとなっている。
27日にドイツのフランクフルトで開かれた理事会でジュネーブが選出。その他の候補地としては、コペンハーゲン(デンマーク)、マイアミ(アメリカ)、イスタンブール(トルコ)、トリノ(イタリア)、武漢(中国)が挙げられていた。
年次総会では、デビスカップとフェドカップの両委員会から、フェドカップのワールドグループを8ヵ国から16ヵ国へ変更する案など、フォーマット改善の意見が寄せられると思われている。決勝戦以外の対戦は、これまで通りホーム・アンド・アウェイ方式が採用される。
ITFの今回の多岐にわたる改革は、選手や各国のテニス協会を含む全ての関係者にとってBNPパリバをメイン・スポンサーとするデビスカップとフェドカップの向上を目的としている。
既に理事会で認められた改革には、デビスカップのシングルスをこれまでの5セットマッチから3セットマッチへの変更と、デビスカップとフェドカップの準優勝国は翌年の1回戦の会場の選択権が保証されるというもの。
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