テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は24日、男子シングルス準々決勝が行われ、2年連続13度目のベスト4進出を果たした第17シードの
R・フェデラー(スイス)が試合後の会見で、準決勝で対戦する第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)との関係について明かした。
>>穂積組vsサファロバ組 1ポイント速報<<>>ナダルvsラオニッチ 1ポイント速報<<>>全豪OP 対戦表<<記者から「スタン(ワウリンカ)がグランドスラムで3度の優勝を飾り、ランキングでも上にいる今、プライベートで彼との関係で変化したことは?」と聞かれ「いつから変わったかは思い出せない。スタンに何度もアドバイスをしていたのを覚えている。スタンの好きなところは、何かを伝えると、それをしっかりやり遂げていること。それが最高の選手だと感じさせる理由」と述べた。
「ある時、彼がアドバイスを求めに来なくなった。どんどん減っていった。自分も、もう彼に言う必要がないとも感じていた。なぜなら知識やベース、チームを作り上げていた。彼が自分自身で歩んでいることは、とてもハッピーだった。それは彼が初めてグランドスラムで優勝するほんの数年前だったと思う」
両者は今回が22度目の対戦で、フェデラーの18勝3敗。四大大会では6度目で、ワウリンカが優勝を果たした2015年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準々決勝の時はストレートで敗れた。
続けて、フェデラーは「スタンとラファ(ナダル)が1番(自分のプレー)を知っている。何度も何度も戦った。スタンとは何度も練習をしている。ラファとは、人生で1度しか練習したことがない。でも、この2人が自分を知っている」とコメント。
第9シードの
R・ナダル(スペイン)は2年ぶりにベスト8へ駒を進めており、準々決勝で第3シードの
M・ラオニッチ(カナダ)と激突する。
この日、フェデラーはノーシードから勝ち上がってきた世界ランク50位の
M・ズベレフ(ドイツ)に6-1, 7-5, 6-2のストレートで勝利し、昨年に続き準決勝へ進出した。
「満足している。彼(ズベレフ)と数年前に対戦した時と同じようなスタートが切れた。セカンドセットが、今日の試合の鍵だった。彼が良いテニスをした直後にブレークバック出来たのが良かった。ミーシャはここまで本当に良く戦っていた」と4回戦で第1シードの
A・マレー(英国)を破ったズベレフについて語った。
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